「何だか顔色よくありませんね、希理子先輩」
「ああ、何だか身体だるくってね。それに変なんだ」
「変?」
「うん、昨日というか今日さ、違うベッドで寝てたんだ」
「はあ?」
「だからね、あたしツインの部屋1人で使ってただろ?んでいつもは入り口に近い方のベッドで寝てたわけ」
「それが?」
「うん、なのにさ、今朝起きたら違う方のベッドで寝てたんだ。確かにあたしは入り口に近い方のベッドで寝たはずなのに」
「夜中起きて、寝ぼけて違う方のベットに入っちゃったんじゃないんですか」
「それだけだったらいいんだけどさ」
「まだ何かあるんですか?」
「身体中湿疹だらけなんだ」
「湿疹?」
「うん、痒くないから別になんだけど、朝起きたら全身いろんなトコに赤い斑点が出来ててさ、虫に刺された記憶もないし、何だか気持ち悪いんだ」
「きっと疲れの所為ですよ。食べ物か水があわなかったのが全部終わって気が抜けたんでしょ。そういうことって良くありますし」
「そうだね、きっとそうだ」
「でもホント、気になるんでしたら東京に戻ったら病院に行ってくださいね?悪い病気だったらいけませんから」
「サンキュ、そうするよ」