澤村'S BIRTHDAY SPECIAL
  『SPECIAL PRESENT』

     


「はい、これ」

「何だ?大根にキャベツに人参……それに肉とか魚か?どうしたんだこんなに買い込んできて」

「だから誕生日プレゼントだよ。何が欲しいか聞いた時言ってたじゃないか、『生活の役にたたねぇもんなんかいらねぇ』って。だから今のあんたに一番必要だと思ったものを買ってきたんだ。だからこれ使ってお祝いしよ♪」

「『お祝い』ってな、俺に作らせる気で買って来たんだろ!」

「へー、あたしが作っていいのかい?」

「……………俺が作る」

「正直な反応だけど何だかハラ立つね。ヘラず口たたくんだったらとっておきのプレゼントはもうやらないよ」

「『あたし』とかいうんじゃねぇだろな?お前はもう俺の女なんだからプレゼントにはなんねぇぞ」

「……ちぇっ、安上がりで済むと思ったのに」

「お前なぁ……」

「うそうそ、もっといいものだよ。左手だして」

「えっ?なんだよ、いきなり」

「いいから手、出して」

「ほらよ、─────!!これって……」

「うん、『プロミスリング』ってヤツだよ。あんたが高校卒業したらあたしがおムコにもらってあげるから頑張って料理の腕磨いてな」

「──結婚しても俺に料理を作らせる気かよ」

「ふーん?『喰う為の足しにもなんないモンなんかいるか!』って言われるかと思ったけど受け取ってくれるんだ。ねぇ、うれしい?言って?あたしのこと愛してる?」

「……恥ずかしくて言えるか、バーカ!」


     

 キリサク(サクキリ)では今だ一度も書いたことのないプロポーズネタです。問題はこの時の澤村の誕生日が彼にとって何歳の誕生日か、ということですね。16歳、それとも17歳、それとも18歳?あなたにとってもっとも刺激的な年令設定でお読み下さい。                              (00/8/31 up)
  
 さらりとかわされる結構恥ずかしいというか、刺激的な言葉たちを意識して書き上げた記憶があります。サワキリだから出来る、サワキリだから成立する話ですね。

 

  

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