「やだね、食べたいんならてめぇの分は自分で作りな」

 あなたは先ほど見かけた台所の方にいこうと身を翻しました。しかし次の瞬間、思いもしなかったことが起きました。

 

 

「うわっ」

 間一髪のところでさけられましたが、少女が魔法の雷をあなた目掛けて振り降ろしていたのです。

 しかしまだ攻撃を止める気はないようで少女のかかげた右手には魔法の光が宿ったままでした。

「許せない!自分一人で食おうなんざ。一生食えないようにしてやる」

「まっ、待て!」

 あわててあなたは言い訳しようとしましたが空腹の為、気が立っているのか少女は聞く耳持ちません。

「問答無用!」

 

             

 「うぎゃぁーーーっ!!」

  
 次の瞬間、あなたは少女から魔法を食らい、森の外まで弾きとばされていました。その時の衝撃でろっ骨の何本かが砕けてしまいました。

 その後、完全に傷の癒えぬあなたの元に1通の手紙が届きます。それは隣国からの結婚式の招待状でした。そこであなたは思わぬ人と再会します。

 何と花嫁となるその人はあなたを弾きとばしたあの少女でした。

 彼女はあなたが森から追い出された後、後からやってきた隣国の王子と恋に落ち、結婚することになったのです。

 彼女はあなたを見るとそれは綺麗に微笑みました。まさにそれは勝者の笑みです。

 そしてあなたに向かってこう言いました。

   「ひさしぶりだね、このドケチの礼儀知らずめ!」


 彼女はその後その美しさ、強大な魔力と共に何よりその聡明さと闊達さが受け入れられ国民すべてに愛される王妃になりました。

 つまり、『食べ物の恨みはかなり恐ろしい』、というお話。

                               The end.

 


 
心理分析結果
 


 あなたはいわゆる『齋藤タイプ』です。

 もう少し状況判断をできる冷静さを身に付けた方がいいようです。そして相手がどういうタイプなのか見極める目も。それさえ手に入れば人生かなり楽に生きられますよ。


        

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