「別にかまわないよ」
「えっ」
「別に森を出れなくてもかまわないって言ってるのさ。それに君が嘘いってるんだってわかってるしね」
そういうとあなたは婉然と微笑みました。
「だってそうだろ?君はこの護符が『君の魔法』を無力化するものだっていったね。護符がただそのためだけのものなら屋敷から出ることは可能だろ?この森からも。だったらこんな誰一人近づかない屋敷なんだから護符なんかほったらかしにして出て行ってしまえば良い。違う?」 あなたの言葉に彼女は凍り付いています。
「つまりは魔法を『制限』したり『無効化』したりしても、この屋敷から出られなくするものではない、ということだ。その点を踏まえて考えると、君がそこまで執拗に護符を必要としていることから考えて君が森から出られないのは護符による魔法じゃなく別の魔法で、この護符は君自身の魔力と共にその君に掛けられた魔法さえも無効化してくれるモノってことじゃないの?」
彼女の瞳が大きく見開かれていることからそれがまさに真実であることがわかりました。
「心配しなくていいよ、この森から君をつれだしてあげる。ただしこの俺の花嫁としてね」
「何ぃー!!」「幸せになろうね、俺たち」
「いやぁー!!!!!!!!!!!!!!」
彼女の絶叫が森中に響き渡りました。
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