「やるべきことがわかってて逃げ出すのは卑怯じゃありませんか?」あなたはそう諭しました。
「姉君の想いに恩をあだで返すようなまねをするなんか人間として最低じゃありませんか」
「だけど……」あなたは尚も言葉を重ねました。
「だけども何もありません。それが王族というものです」
するとその言葉に少女は心底イヤそうな表情であなたのことを睨み付けました。
「そんなことはわかってるさ!そんな言葉今さら聞きたくない!」
「でも!」
「もういいっ、うるさい、うるさい、うるさいっ!!」その言葉にあなたは言葉をうしないました。
「王族のくせにしゃちほこばったとこのないあんたならあたしの気持ち、もっと真剣に考えてくれると思ったのに、あんたも所詮大臣達と同じことしか言ってくれないんだね。王族っていうのは一人の人間として幸せになることを考えちゃいけないのかい!」少女は半分泣きそうな顔でそう言いました。
「ですけど……」
あなたはその様子にしどろもどろになりながら、何とか声をかけようとします。ですが少女にはその想いは届きませんでした。
「もう何もききたくない!あたしの前から消えておくれ」
「うぎゃぁー」次の瞬間、あなたは少女からの魔法を食らい、森の外まで弾きとばされていました
その後、完全に癒えぬことのない傷を負わされたあなたの元に1通の手紙が届きます。それは隣国からの結婚式の招待状でした。そこであなたは思わぬ人と再会します。
何と花嫁となるその人はあなたを弾きとばしたあの少女でした。彼女は伝説の魔法使い達の王国の姫君だったのです。
彼女はあなたが森から追い出された後、やってきた隣国の王子と恋に落ち、結婚することになったのです。
彼女はあなたを見るとそれは綺麗に微笑みました。まさにそれは勝者の笑みです。
そしてあなたに向かってこう言いました。
「まだ生きてたのかい、このエセ偽善者め!」
彼女はその後その美しさ、強大な魔力と共に何よりその聡明さと闊達さが受け入れられ国民すべてに愛される王妃になりました。つまり、『逃がした魚はとっても大きかった』、というお話。
The end.
心理分析結果
あなたはいわゆる『今川タイプ』です。誠実で何ごとに対しても真剣に対処し、受け止めようとするあなたはその分だれよりも溜め込んでしまって、壊れてしまう可能性大です。誰かにたよったり、もっとルーズに生きてもいいんですよ。
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