おたすけHTML入門 |
 |
1999/10/16(土)
第5回「とにかくホームページを公開しよう」
第2回〜第4回の内容で、とにかくホームページと呼べそうなも
のが、できましたので、実際に公開してみましょう。
■ ホームページを公開するには
第1回の講座で、公開までの手順を説明しましたが、いろいろな
人々に見てもらうには、自分が加入しているプロバイダーのWeb
サーバ上に、パソコン上で作ったホームページのファイル
(HTMLファイル・画像ファイル等)全てを、コピーしておく必要があ
ります。この転送作業をアップロードと呼び、
FTP(File Transfer Protocol)なるツールを使います。
Windowsにも ftp.exe の、コマンドツールがありますが、MS-DOS
時代のパソコンユーザーならまだしも、初心者向きではありませ
ん。余談ですが、Windows OS からパソコンを始められた方は、ほ
とんど使われたことがないと思いますが、結構便利なコマンドも
あります。この講座はHTML入門と題していますが、別途、役立
ちそうなパソコン基礎知識なる回を設けたいと考えています。
■ FTP 作業
基本的には、プロバイダーが会員向けに説明しているページがあ
りますので、ここを参考にされるのがベストです。
ここでは、注意事項と簡単な転送手順。及び、
お勧めのFTPツールを紹介します。
[注意事項]
・ファイル名の大文字・小文字には十分注意。
ローカルディスク上で見られても、Web上で見られないのは、こ
の原因が大です。
・ファイル転送には、ASCIIファイル・バイナリーファイルモード
がある。
ASCIIファイル:テキストエディターで読めるHTMLファイル等。
バイナリーファイル:画像などのデータファイルを差す。
・パソコンとWebサーバのディレクトリー構成を同じくする。
・バックアップの意味でも、パソコン上には常にファイルを保持し
ておく。
・万が一、パソコン上のファイルを消しても、Web上にアップロー
ドしてあれば、ダウンロードして、復旧できる。
[転送手順]
・FTPツールソフトを起動し、初期設定をおこなっておく。
ホスト名: ファイルを転送するサーバ名(プロバイダー指定)
ユーザ名: プロバイダー指定
パスワード:
FTP起動時のパソコンデフォルトフォルダー:
ホストのディフォルトフォルダー:プロバイダー指定
等の設定を、一番最初だけ行っておく。
・プロバイダーに接続。
・FTPツールを起動すると、Web上のファイル一覧が表示される。
最初は、全てのファイルを転送します。
いくつかのディレクトリー配下にコピーする場合は、ディレクト
リー作成を行って、それぞれのディレクトリーにファイルをアッ
プロードします。
・接続されると、フロッピーとハードディスク等のドライブ間の
ファイルコピーのような感覚で使えます。
一番最初だけは、全部のファイルを転送しますが、2回目以降
は、必要に応じ、Web上の不必要なファイルは、削除操作をしま
す。そして、更新があったファイルのみアップロード作業をし
ていきます。
[FTPツール紹介]
いくつかあるFTPツールの中で、日本語表示で分かりやすい
「FFFTP」を紹介します。
下記URLからダウンロードができます。
作者のページ http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/
その他のFTPソフトを探したい時は、
「VECTOR SOFTWARE PACK」
http://www.vector.co.jp/
人気オンラインソフトライブラリ
「窓の杜」
http://www.forest.impress.co.jp/
Windows用の優秀なオンラインソフトだけを掲載
■公開後の注意点
URLは一文字でも間違うと、該当のページは表示されません。
しかし、Webサーバによっては、指定ファイルが見つからないと、
ディレクトリー全体のファイル名一覧が表示されるところがあり
ます。どこからもリンクしていない未公開ページが、見られてし
まう危険性があります。自分の加入しているプロバイダーはどう
か、チェックしておきましょう。
■おもしろいホームページの見方
階層の深いページURLの場合、それぞれのディレクトリーが意味
を持っていると推測できます。そんな時は、1つ上、2つ上の階層
のURLを覗いたりするのもおもしろい。
例) スタートページが、http://www.***.ne.jp/aaa/bbb/ccc/ddd/
http://www.***.ne.jp/aaa/bbb/ccc/
http://www.***.ne.jp/aaa/
と指定すると、見えることがあります。
■メール作成の注意点(余談)
メールをもらったが、文字化けしていた。という経験をされたこ
とがあると思いますが、下記の原因が考えられます。
・半角のカタカナ文字を使った。
・ユーザが自分で作成して登録した文字。外字を使った。
・丸囲み数字文字。ローマ数字。複合文字。罫線文字。等、
特定のパソコンだけでしか使えない機種依存文字を使った。
このようなことを詳しく解説しているページを紹介します。
[参考URL]
「インターネットメールの注意点」
http://www02.so-net.ne.jp/~hat/imail/cover.html
文字化けメールやバイナリファイルの送受信
その他、私のリンク集にもいくつか入れてあります。
http://www.ne.jp/asahi/sun/rise/link/pc.html#pc14
■最後に
もし、この講座を途中から読まれた。興味をもたれた。という方
がいらっしゃいましたら、過去に投稿した記事を、下記URLで公
開しております。お役に立てれば幸いです。
「おたすけHTML入門」
http://www.ne.jp/asahi/sun/rise/html/
■次回
第6回 「Java Script にも挑戦」
多くのホームページで、HTMLのタグ以外に、Java Scriptの
機能を使っています。簡単な概略を説明します。
第7回 「テーブル機能について」
再び、HTMLのタグ説明に戻り、よく使われるテーブル機能に
ついて説明します。