すももの里

日々の栄養士雑感;1月

文責;ふー

03年12月

過去ログ

.


2004.1.30

このところ、鳥インフルエンザの影響で、タイ産の鳥肉・中国産の鳥肉と、次々と輸入禁止になっていて、BSE(牛海綿状脳症)のショックが続いている外食産業に、追い打ちをかける状態になっている。小売店での鳥肉の値段もじわじわと上がっているらしい。
ところが、<今、ダチョウの肉が人気!>というニュースをインターネットで見た。「オーストリッチ」である。あのダチョウの肉を鶏肉のかわりに食べようというのだ。
何年か前からTVなどで、ヘルシーな肉として、ダチョウ肉は取り上げられていた。
脂肪が少なく(ローカロリー)、鉄分などミネラルも豊富で、コレステロールは低いとあって、お勧めしますとのことだったが、なんせ日本人にはなじみのないもの、そんじょそこらで買えるものでもなかったので、話しだけで終わっていた。
それが今回の鳥肉騒ぎの中、村おこしに日本のあちこちで、飼育されるは、山形の給食に出されるはで、注目をあびてきたのだ。
残念ながら、わたしは食べたことがないが、味は牛肉の赤身に似ていて、淡泊な味らしい。
給食で出たメニューは立田揚げだったそうで、それを聞いたすももさん、思わず「まずい肉はみんな竜田揚げかい!」と叫んでいた。私たちの世代だと竜田揚げといえば、<クジラの竜田揚げ>である(^_^;)
他にないのかな、と思い調べてみると、「赤ワイン煮」「香草パン粉焼」「チリソースの唐揚げ」「キムチソース付きのしゃぶしゃぶ」「たたき」「巻寿司 タルタル風」とか、いろいろ上がってきたが、ようするに淡泊で固めの肉を、うまく風味をつけて食べるところがポイントかな・・・という印象を持った。
インターネット検索をしたとき、ダチョウ肉を扱っているところに、<げてもの市場>というところがあって、ワニ肉や、マムシ肉と一緒に売られていた。
やっぱり、日本ではそんな位置付けなのね。オーストリッチが鶏肉に代わる日は遠いと思った(-_-;)

2004.1.19

恒例の月に一度の栄養士の会の研修会に行く。今回は新メンバーとの顔合わせと、近いうちに開かれる総会への前準備として、代表からこの会の成り立ち、今までの経過についての説明があった。
みんな結構ズバズバものをいうので、第三者的には面白いのだが、今後の会の運営についてはなかなか予断を許さない状況である。金銭的にも考え方の違いについても・・・。
わたし個人が頭を悩ましてもどうこうなることではないし、わたしは自分の仕事をきっちりやるだけだ。
大体話しが終わったところで、歩いて10分ほどのところの、会の事務所へ寄る。依頼されたお仕事のフロッピーを届けに。ところが、インターネット栄養相談の立ち上げメンバーがそろったので、急遽打ちあわせの会に・・・食堂で定食をいただきながら、料金設定について話を詰めていく。子供・ダイエット・糖尿病の3つについて、栄養相談を受けるのだが、初回無料というところまでは決まっていた。次からはいくらいただくか・・・経費・栄養士のコンサルティング料を考えて、かつ自分がクライアントだったらどれくらいまでは惜しくないか・・・。結局1回、1200円というところで落ち着いた。本当はもっといただきたいところなのだが(^_^;)、企業のサイトなどでは無料の栄養相談を行っているところも多いので、これでも高いと言う人もいるだろう。
とにかく、開けてみなければわからないはなしである。それまで、宣伝やのぞいて見たくなるようなHPを作ることに力を注がないといけない。

2004.1.17

第10回のこどもクッキング。今日から2年生の女の子が新しく参加する。いきなり「エプロン、三角巾わすれたー。」まあ、よくあることではあるが・・・後から、取りにもどったお母さんが届けてくれた。
まずは卵とピーナッツのおはなしから・・・。わたしもパートナーの人も殻つきピーナッツを持参したので、剥いて食べてもらいながら説明をする。意外にも、みんな殻つきピーナッツはあまり食べないらしい。おいしいおいしいと喜んで食べてくれる。あまり夢中になって食べているものだから、「あとはご飯のときにねー。」と試食はいったん中断してもらう。
つぎに作り方の説明をして、さあ、とばかりに取りかかる。やはりムースが大変。力のかぎりしぼったみかんの汁には、タネはもとより、ぼろぼろになった皮の残がいも多数混ざったので、しっかりと濾す。ゼラチンを完全に溶かし混んだはずが、卵の白身や生クリームの泡立てに時間がかかっているうちに、固まってきてしまった。慌てて今まで冷やしていたのを、また湯せんにかける(今回のパートナーの人がうまく気を回してやってくれた。あとで聞いたら、前もこれで失敗したことがあったという)。これでまたゼラチンをゆるめ、そこに泡立てた白身と生クリームを混ぜ込んで、今度は氷で冷やす。なんとかなったようだ。あとは冷蔵庫まかせ。
つぎにチキンをオーブントースターで焼きながら、洗い物をする。
炊込みご飯も出来上がって、ホッとしたら、12時。なんとか時間内でできてひと安心。
冷やしていたみかんムースもふわふわに固まっていて、大成功。ただ、量が多くて器に入りきらない(^_^;)
さて、試食タイム。ご飯は好評で、残った分も喜んでみんなお持ち帰りしてくれた。チキンは漬け込む時間が足りなかったかな。ピーナッツの味より、塩コショウの味の方が勝った感じだった。ムースはおいしくできて、家でも作ってみると言ってくれた。
困ったのがムースのお持ち帰り。あったまると泡がつぶれて、どろどろになってしまう。プラスチックトレーとラップ、空き缶を総動員して、お持ち帰りセットを作る。
無事に持って帰れますように(^_^)

やっぱり、普通の料理教室より、どっと疲れる。気が抜けないから。料理が無事仕上がり、ケガもなくみんなが帰ると心底ほっとする。
毎回毎回、何が起こるかわからない、何回回数を重ねてもそれは変わらない。子供たちのおいしい顔を見たいから、今度はこれでびっくりさせてやろうと考えるのが楽しいから、続けているのだろう。

2004.1.16

今日は「みかんムース」の試作。やっぱり、泡立てに時間がかかる。黄身とメレンゲと生クリームを、それぞれホイップしなくてはならないから。やっぱり、電動泡立器を持参しよう。ゼラチンをいい加減に溶かしたら、固まりにムラができてしまった。やっぱり、しっかり火にかけて溶かして使わなくては・・・。
味はOKかな。生みかんの絞り汁を入れると、ジュースだけ使うよりおいしい。あとは明日の手順次第。固まるのにも時間がかかるムースから、取りかかってもらおう。
子供クッキングの方は、順調に人数が増えて行って、今回は10人。持参する材料もそれに応じて増えていくので、車なしではなかなかキツクなってきた。うれしい悲鳴なのだが。

2004.1.15

昨日「ピーナッツチキン」を試作してみた。プライパンで焼いたので(当日は、オーブントースターで焼く予定)、早くできたが、焦げ付いてしまった。弱火でじっくり蒸し焼きにしなくては。
味は子供たちは???だったよう。タネをばらすと、食わず嫌いのなーは拒否するので、食べ終わるまではないしょ。すももさんは「これ、味噌味?」まずくはないが、また作って!とういほどの味ではないようだった。ただ、ピーナッツバターの量はもう少し減らしていいようだ。思ったよりかなりの、こってり味だった。
いままで、試作で不評だったレシピも多々あり。りんごプリン、長芋のスープなど・・・でも、現場では好評だった。だから今は試作の感想も、参考程度に留めている。
さあ、今日はみかんムースをつくるぞ。これは味より、時間が知りたい。泡立てや固めるのに、時間を使うだろうから。

資料のテーマは、たまごとピーナッツ。先日みたTVで、たまごの中を書かせるクイズがあった。カラザの位置とか、普段目にしていてもわからないものだ。今回はその辺のことと、たまごの泡立てについて・・・これは奥の深い問題なので(大学の授業で聞いたときも面白かったし、今調べてもやっぱり面白い。どうして、白身が泡立つのか、どうして脂分が入ると泡立たないのか、どうして黄身が入った状態でも泡立たせることができるのか。マヨネーズはどうやって作れるのか等々・・・)、いかに身近に実感を持ってわかってもらうかが、勝負のしどころだ。なんか、理科の先生になったような気分。
ピーナツについては、クイズで実のでき方を紹介するつもり。
さあ、あとはイラストを入れて原稿出来上がりだ。

2004.1.12

こどもクッキングの準備に、そろそろ取りかかる(とりかかるのが遅いって!今週末だぞ)。このところ成人の料理教室が続いて、こどものレシピを考えるのは久しぶりだ。もう今回で10回目になるので、いままでの資料を整理しながら、重ならないか、やっていないことがないか、チェックする作業を先週までやっていた。
人気だったメニューとか、逆に不人気だったものとかなつかしく思い出した。
毎回、レシピより、プラスワンの資料作りの方に苦労する。わたしが担当した中で、一番うけたのは、紙芝居だった。いつかは自作したいものだと思っているのだが、なかなかできないでいる。そのうちきっと・・・やってみたい。
前回担当の方は「だし」について取り上げていた。出しの種類と代表的な取り方。さらに味聞きまで・・・うーん、すごいな。みんないろいろ工夫している。

今回のレシピは「ツナと人参の炊込みごはん」、「ピーナッツチキン」、「みかんのムース」の予定。資料のテーマは、最後まで悩みそうだ。

2004.1.8

レシピの分類・整理を分担してやっている方からお電話がある。もう、全部の献立を入力したそうだ(は、早い。あせるな〜)。そこで献立の色を入れる欄があるのだが、そこの記入を統一しないといけないだろう、というお話だった。確かに・・・色を記入する目的が栄養バランスを見るためだったら、5色ぐらいに絞らないと意味がなくなる。調理後の色か、素材の色かという問題もある。2人で参考になりそうな資料を調べて、あいまいなものはすり合わせていくことにする。
(さけは赤か?なすは?しいたけは?と統一見解を出しておかないと困るのだ)

2004.1.3

新年、家に帰ってPCをのぞくと、入ってる。インターネットビジネスをどうにか立ち上げる形ができたというメールだ。去年から栄養士の会の中で、プロジェクトを組んでいろいろ検討していたことだ。
HPを見て確認し、<子供栄養相談>担当の方の改善案などをチェックする。まだ、たたき台状態なので、これからまた意見交換して、最善の方法を探っていかなければならない。大変だがここまで形になってくると、うれしいし、自分の意見が反映されるので責任もやりがいもある。

<インターネット栄養相談>のために、新たに会のHPにレシピのページをもうけることになって、そこのコメント作りを去年最後の仕事でやった。今年始めの仕事は、会の持っているレシピ(会の栄養士が作って、生協のチラシに提供したもの)の疾病予防別の分類をすること。会からフロッピーが送られてきて、これにデーターを入れる。とはいっても、わたしのiMacはフロッピーを使えない(T_T)。そこでWindowsにデーターを送って、そこでフロッピーに書き込むことにした。
初めてやることなので、どうなることやら。1月半ばぐらいが締め切りである。
来週末の子供クッキングのレシピと資料にもそろそろ取りかからなくては。今現在、全くの白紙状態だ。


03年12月

過去ログ