開校60年で全面改築 豊中市立大池小学校

   

 阪急電鉄豊中市駅から徒歩3分のところにある豊中市立大池小学校は、昭和11年に開校した古い小学校でしたが、1995年から2000年にかけて全面建て替え工事を行いました。豊中市では、大池小学校と並んで庄内小学校も全面建て替えしました。

正門左に開設された地域コミュニティーセンター

正門内側すぐに児童用下足ホール(写真中央の黄色いドア)
正門側一階部分の壁はタイル貼りで、校舎周囲の土間もタイル煉瓦敷きです。

建物デザイン全体に曲線が使われています。2階から上階の廊下端は、全面ガラス張りで曲面に張り出すデザインになっています。1階には、地域開放用トイレが開設されています。

小庇も曲線が使われています。全ての教室に換気扇が設置されています。暖房設備は、ガスファンヒーターです。

   

運動場側を見るとの各教室には、ベランダが設けられています。閉鎖型校舎にあっては、この様なベランダは防災の観点からも役立つ配慮だと言えます。

運動場の防球ネットは、レインボーの模様が入っています。

子どもたちの環境教育にも役立つゴミステーション

 
 
動く黒板
三方からの黒板照明

黒板は、高さを調整できる可動式になっています。

天井埋め込み式の黒板灯は、三方から照らように設置されています。

広い廊下の写真
主要設備は屋上に

教室と廊下の仕切りを取り払い、広くとられた廊下は共用スペースとして多目的教室のような利用が行えるように床はフローリングで整備されています。四季の気候の変化にかかわらず児童に安定した学校生活の空間があります。

受電設備、消火用水補給槽、受水槽(高架水槽兼)等の設備機器は屋上に集約されています。また、雨水を貯める巨大な水槽が地下に設置され、防災用水に利用されるとともに樹木の灌水に利用できます。

体育館の写真
深さの変わるプール

可動式のバスケットゴール。ボールが当たっても安全な埋め込み式照明灯。壁の仕上げは木製になっているため、安全で文化行事にも違和感がありません。

体育館の屋上に作られたプール。使用する学年に合わせてプールの底が動き、水深を調整することが出来ます。
 ネットで覆われているため、多目的なスペースとして使えます。

ソーラー発電設備

太陽光発電のための太陽光発電パネルが屋上の一角に設置されています。将来的に設備を拡充できるように架台と関連電気設備は大幅な受け入れが出来るように、設備は完備しています。