吹田市の一般会計に占める教育費の推移1980〜2000年

 

21年間の吹田の一般会計とその中に占める教育費の比率を追いました

 1991年吹田市の財政規模は、一気に1千億円台に膨れあがりました。いわゆるバブル経済の地方財政への影響が、こういう形で現れたのです。長期低落傾向だった教育費がこの期を前後して膨らみあがりましたが、この数年間に総合運動場などの市民スポーツ施設建設が次々と推進されました。
  1987年から1992年の間に、32の学校に36億円をかけた大規模改修工事がおこなわれましたが、市民スポーツ施設建設のためには、300億円を超える予算が10年ほどの間に使われました。教育費の比率低下は、児童・生徒数の減少によるためと説明されています。他市でも、同様な傾向を示していますが、吹田では教育費の中に占める義務教育費の比率がそれ以上に低下するという現象があるため、教育環境はより深刻な状況になったといえます。