「食育」と月刊「たべもの文化」

    食育に関心が高まっています。学校給食にかかわる多くの専門家も学校給食の大きな役割として食育をとりあげてきました。吹田の学校給食を良くする会は、長い間「地域のつどい」を通して市民の課題であると訴えてきましたが、その重要性が広く認識されてきたと喜んでいます。
 関心を持たれた方が、是非読んでいただきたい雑誌月刊「たべもの文化」と数年前に講演いただいた編集長の安藤節子さんのお話の中味を少しご紹介致します。
   
講演内容をほんのさわりだけご紹介

 安藤節子さんから、食べることが人間の心身の発達に深くかかわっていることを分かり易く具体的にお話頂きました。食べることが学齢期前半までの子どもたちにいかに大切かを本当に平易にお話しいただきました。
 ご参加いただけなかった方のために、ほんのさわりだけご紹介します。

 

 講演する安藤節子さん
 第18回地域のつどいにて

 ……本来、子どもたちは食べることが好きなのに、食が細い等の色んな問題が言われています。食べる営みを改めて考えてみたい。当たり前なんですが、子どもの食べる営みは健全な食べ物があって初めて成り立つわけです。
 人間はお腹が空いたら血糖が下がって神経中枢に働いて、食欲を感じるわけです。食欲がないと言うことはいろんなバロメーターになります。病気や具合が悪いのかなとか一般的にはなる。心身を揺さぶるような現象があると食欲も正常ではなくなる。現在問題になっているのは、その食欲が歪んできている。
 食欲を喚起するということは、物事を意欲的に取り組むことに結びついている。好奇心や探求心と食べていくことは、同一のものなのです。 人間はお腹が空くことで好奇心や探求心を生み出してきました。
 お腹が空いたと思わないまま食べていくから、好奇心や探求心と言う生きる意欲と結びつくものが、それが形成される学齢期までに形作られなければならない。……。
   
「食べもの文化」の購読方法  芽ばえ社で月刊発行されている「食べもの文化」は、一般の本屋さんでは見ることが出来ません。発行部数が少ないながらも、良心的で内容の濃い月刊誌は、全国的な本の流通経路からははずされるからです。
 でも現在の子どもたちを巡る複雑で深刻な状況を解明し、解決の道を探すためには、この様な本質に粘り強く取り組む専門雑誌に当たらなければなりません。
 「月刊食べもの文化」を購読ご希望の方は、お近くの本屋さんで(芽ばえ社・雑誌コード06003)と申し込んでください。通常定価は、530円です。

 今回講演の核心部分を特集した「食べもの文化」増刊号。

  大脳生理学の第一人者が、脳を育てる「食脳学」をやさしくひもときます。

 

 主な内容

  特集 人として発達できない子どもたち

  日本でも狂牛病

  アレルギーに克つ料理

  安心・かんたん ばんごはん

  遺伝子組み換え 最新の問題

  第9回生ごみリサイクル交流会

  

  その他 楽しく役に立つ連載企画多数

 

 主な内容

  特集 こどもの食事
      栄養の基本と発達を学ぶ
       子どもにとって食べるとは?
       日本の食卓の良さ
       感触の必要性・量・与え方・弊害
       食品標準成分表が改訂されて

  狂牛病 万全な検査と偽りのない情報公開を

  その他 楽しく役に立つ連載企画多数

  

   
 
このページをご覧になった「寄り合い畑」加藤さんからお便りが届きました。  

 

 お茶の効能は、最新の医学における研究で様々な力が明らかになっています。

 カテキンの殺菌力が胃潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリ菌に有効だと言われます。

 緑茶の魅力があらためて注目されながら、農薬汚染の心配や流通段階での添加物など安心出来ない情報も、私たちを悩ませます。

 子どもたちの食の大切さを考えるとき、加藤さんのようなお茶作りを続けておられる農家の方々の存在は、私たち消費地の人間にはありがたい存在といえます。

 確認したところ、100g袋が500円だそうです。
   (5個注文があれば送料を無料)