成人式を迎えて

 酔水会練習会の常連でこれからの期待の星。三人、田尻君、吉川君、前川君が今年1月15日めでたく成人式を迎えられました。これからの酔水会を背負ってくれるだろう(と勝手に思っていますが)彼らのお祝いを1月17日練習会後『三河』にて開催しました。これからが楽しみな3人です。

田尻
 1月15日の成人式にとりあえず参加してみたYMCAの田尻です。
 蕨駅と西川口駅の真ん中位にある校庭がばかでかい蕨一中を5年前に卒業しました。この5年間は、何も考えずにいたせいか気がついたら犯罪をしたら名前と住所が新聞やニュースにしっかりと出る年齢になっていました。
 中学を卒業しても地元の友達とは細かく連絡を取っていたので成人式が近くなってもあまり緊張感はありませんでした。成人式はたんたんとおわり、各中学校に別れてみんなと話す時間になりました。蕨は狭いせいか連絡を取っていない友達でもたまたま会う時が多かったので久し振りというのはありませんでした。この時に思ったのは、たまにしか会わなかった友達と話をしたのですが、外見は変わっていても中身はいい意味で変わっていたので本当に嬉しく思いました。
夜からは西川口のある飲み屋で30人位で飲む事になりました。飲み屋に入った時には既に始まっていて中には一気飲みを何回もしている人や、頭にネクタイをしている人もいました。最初はどうしようか思いましたが、この学年は馬鹿になる時は馬鹿になる学年なのでこれが普通な事だと気が付きました。この飲み会でいろいろな友達といろいろな話をしていて、その時に悩んでいた事はなんでもない事なのかなと思いました。                  
 成人式がおわり何日かして幼稚園から中学まで一緒だっだ二人の友達に会う事がありました。その友達は、小さな頃からの夢が叶って春から幼稚園の先生になる事が決定したと聞いてすごく羨ましく思いました。YMCAを辞めようかどうか迷っていた時だっだのでいい刺激になりました。自分もスイミングのコーチという夢は小学校の時からの夢だっだのに簡単に諦める所でした。もし、成人式があと1年遅かったり、成人式に参加していなかったら今頃フリーターになっていたと思います。
今思う事は、素敵な仲間に出会えた事を誇りに思います。
 

吉川
 酔水会の皆さん、こんにちは。1月15日に成人式を迎えた吉川渉といいます。週に1回ぐらい、沼影のプールで泳いでいます。
 成人式を迎えたと言っても、実際の生活を振り返ってみると、大学の授業料や国民年金は親に払ってもらっていますし、自活しているわけでもないので、いい身分の大人です。
 大学に入って一年たち、今さらのようですがやっと生活のリズムに慣れてきました。朝の通勤ラッシュにもだいぶ慣れました。去年の春頃は満員電車の中で酔っていました。大学の講義は、面白い講義とそうでない講義がありました。結局、面白い講義かどうかという問題は、自分が興味を持てるかどうかという問題でした。今年からはゼミがあるので楽しみです。
 成人式は、南浦和の文化センターで行われました。僕はスーツを着ていきましたが、中には袴姿の人や、おしろいを塗って頭にちょんまげのかつらをかぶって、志村けんのバカ殿様スタイルで来た人もいました。
 式典のゲストには、浦和レッズの小野選手が出演しました。小野選手が出て来た時には、カメラのフラッシュがすごかったです。式の間中はほとんどの人が話をしていて、席を移動したりしている人もいました。僕はこれはよくないと思い、始めは真面目に話を聞いていましたが、やはり周囲の人と会話が弾んでしまいました。
 成人式を終えて、改めて自分がいい身分の大人であることを認識しました。市長直筆の「独立」の文字の付いたカードには、皮肉さえ感じられました。一番面白かったのは、十九歳の小野選手が「ちゃんと年金を払いましょう」と言ったことです。何で彼にそんなことを言える資格があるのかと思いましたが、そう言う自分も親に払ってもらっている身なので偉そうなことは言えないと思い直しました。何はともあれ今後ともよろしくお願いします。
 

前川
 こんにちは、前川拓也です。毎週泳ぎに行っています。たぶん知らない人が多いかな。20歳です。1月15日成人式を迎えました。ということで“20歳の決意!”みたいなものを書くというお題を平野先生から与えられました。同じお題で田尻君や渉も書いていることでしょう。20歳と言えば一応年齢では大人ということだけれど酔水会に来ている偉大な方々を見ているとまだまだ未熟者です。何が一番未熟かって文章を書くのがすごく下手で文のつながりとかもおかしな所ばかり、そうだ、20歳の決意はまず文章をうまく書けるようになること。うん、これですね。


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