リレーエッセイ

『悲しい跡』 (橋本 直子)

  
 それは、1999年12月のある週末の昼下がり。昼寝でもしようかと、こたつにどっぷりつかって酔水新聞12月号を読んでいた私。「あ〜今回のリレーエッセイはゆっこだ。ふ〜んバイクにはまっているわけねえ。そーいえばバイクの写真のはがきをもらったことがあったなあiMacもいいねえ〜。えっ!?なんですとお〜〜!!。」

 という訳で西高水泳部同級生の、ゆっここと中野友紀子さんより、ご紹介いただき、2000年の最初という記念すべき時に筆をとらせていただく事になりました。橋本直子です。旧姓は高見というより「たみこ」と言った方が分かる方が多いかと思いますが、浦和西高水泳部時代、平野先生をはじめ諸先輩方には、大変お世話になりました。私の高校時代の思いでのほとんどが水泳部にあったと思います。夏合宿恒例の50b×100本や、リミットタイムを切れるまで泳ぎ続けた桐生での春合宿。個人競技である水泳ですが、こんな苦しい練習の中で、すてきな仲間に出会え、仲間と共に成長した貴重な3年間だったと思います。平野先生もまだ20代で、ちょうど私が3年生の時にご結婚されました。本人には内緒で披露宴に飛び入り参加させていただきました。あの時の先生の驚き困った顔はなかなかおもしろかったです。先生も結婚10周年ということですから、私が高校を卒業してからも10年たったわけです。

早いものですが、思い返せば、この10年いろいろな事がありました。大学時代はスキーにはまり、冬は毎年、新潟県のガーラ湯沢スキー場でアルバイトをしていました。そういえば榎先輩ご夫婦とはスキー場でお会いしたことがありました。(覚えていらっしゃいますか?)そのアルバイトを通して今のだんな様と出会い、2年前に結婚しました。

 現在は共稼ぎで、働いていますが、最近は周りからの「子どもはまだかの攻撃」に悩まされながらも、頑張っております。そんな私の最近一番ショックだった事を書きます。我が家は、私が土日休みでだんな様が平日休みのため休日が合いません。平日は仕事が終わるのが遅くなるので、食材は私の休みの日にまとめ買いをします。健康のため、いつも歩いてスーパーへ行きます。

 スーパーの中ではカートにカゴをのせているので、ついつい入れすぎてしまい。いざ袋に入れて帰るときには、大きな袋に二つ、もしくは三つになり、そうとうな重さになります。その日も「まあーあなた、そんなに持てるの?」という隣のおばさまの視線にまけじと、家路に着いたのでした。家に着き、腕を見ると真っ赤になり、持ち手の線がくっきり。10分後、まだくっきり。30分後、まだ消えない。1時間後、まだ残っている…。2時間後やっと消えてくれた。ショックです。昔はこんな跡、ものの10分もすれば消えたはずなのに。いつからこうなっちゃったの。皆様も、ご自分の跡どのくらいで消えるか、今度ためしてみてください。

 次回は、最近はお弁当のソースを忘れたりしていませんか?。森田浩成さんよろしくお願いします。


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