TOP > エコ・マイホーム > 稼働後の考察 > 直管蛍光灯のLED化考察 

直管蛍光灯のLED化考察と更新


 一般家庭の電気使用量は図の通りで、照明は第2位を占めている。

 早いもので我が家もあっという間に築後 5年を経過した。(2015年)
 この間、あまり不具合も無く、順調に稼働中であるが、ぼつぼつ寿命の部品も出てきた。その一つ、キッチン用の直管蛍光灯40形である。

 LED化のメリットは
消費電力の大幅削減 効率がいい製品で60%〜67%程度まで削減が可能。
長寿命であるため、長期にわたりランプ交換作業が必要ない。
即時点灯。スイッチ回数による劣化はなし。
水銀を使用していないので環境にも安心。
 と魅力的である。

 建築当初は まだまだ技術開発が不十分で、仕方なく インバーター方式蛍光灯を採用したが、直近ではLEDでも40形も2,000円前後で入手可能になってきている。

 そこで、コストミニマムで寿命品の蛍光灯を LED化することを検討してみた。
 写真は現在使用中の外観である。
全体にカバーで覆われているので 放熱なども要検討である。 

LED化の方法は現実的には
 @既存の照明器具を使用してLED対応する(G13口金に対応したLEDランプに変更する)
 A照明器具ごと交換してLED対応する(一体型ベースライトを使用する) 
の2つが考えられる。
性能面では五分五分、価格に関しては同一スペックで考えるとまだ若干ではあるが直管LEDランプを採用したほうが安い。
 直付け器具の場合は比較的価格が安いが、埋め込み型の場合は、一体型ベースライトの器具の価格が少々高くなるようだ。

 従って、既存の照明器具を使用してLED対応することにする。


(1) LED化


 すなわち結線図で、現在、インバーター(安定器)を経由して蛍光灯に配線されているものを、インバーター接続を全て外して、端子台から直接 G13口金に接続する。

 これは現状のAC100V入力部分の端子台の写真である。


これはインバーター入力部の写真


これはインバーター出力部分の写真

 現状の配線長で 不足する場合は不足部を延長線で補完して接続する。

(2) 明るさに対する考察
 現状の蛍光灯の明るさや光の品質を維持しつつ照明の消費電力を下げることを考える。40形の直管LEDは2300ルーメンが40形蛍光灯の代替になると考えられます。
(3) 発熱に対する考察
 従来の蛍光灯はとても熱い熱源で、点灯している際は手で触るとやけどするほど発熱している。一方LEDはほとんど発熱はないので カバー密閉タイプでも問題は無いであろう。
(4) 重量についての考察
 G13口金の規格では500gなので この範囲内の製品を選ぶ必要がある。


直管蛍光灯のLED化への更新
 我が家のFIT期間終了年を迎えた2020年1月、省エネ化として直管40形蛍光灯2本のLED化を実行した。

調達LED仕様   (直管蛍光ランプ40形相当  口金G13)
(1) 寸法 1198×28mm
(2) 質量 302g
(3) 定格消費電力 17.5W
(4) 定格入力電流 100V;0.288A, 200V;0.154A
(5) 全光束 2,300lm
(6) 平均演色評価数 80Ra
(7) 定格寿命 40,000hr


 作業は 該当ブレーカーを切断し、インバーター接続を全て外して、端子台から直接 G13口金に接続した。作業時間はおよそ3時間ほどであった。

 これで 従来80Wほどあった消費電力を40W弱と半減化し、少し明るくなって、且つ長寿命化が可能になった。

 

TOP > エコ・マイホーム > 稼働後の考察  > 直管蛍光灯のLED化考察