AKOGARE           詞・曲 山崎 雅俊


それぞれの夜が明け それぞれの一日が始まる

夜は楽しかったり悲しかったり

何故日が昇ると物語は終わったように見えるのか

休みの朝は薄暗く小雨に道が濡れるくらいがいい

昨夜の夢が余韻だけでも残る


静かな夜 やさしい夢 さみしい時間 激しい物語り

何故夜が明けるとみんな夢から覚めて

少し照れ臭そうに違う顔になり外に出る

昨日の顔を思い出そうとして

昨夜の夢は冗談だったんだと


風を切って走る 季節の中にとけ込んで

体よりも魂を感じたくて

何か信じられれば

たとえそれが自分自身でも放さずに、

離れずに明日に向かって行け


季節ほど暑くもなれず冷たくもなれず

体よりも魂ばかり錆びついて行く