Shingo.M君の釣行日記
7月28日 この日は**ダムがある*川への釣行。この川にはブラウンがいる と店長に教えてもらって大きな期待を胸にバイクを飛ばす。しかしそんな期待と はうらはらに魚たちのご機嫌はわるかったようだ。フライを打てども打てども魚 の反応は悪い。ほとんど抜かれたのか?と思っていると、先行者の足跡を発見。 まだ新しい。すぐさま移動。移動途中で一人のフライマンと遭遇、どうやら足跡 の犯人はこのおっちゃんのようだ。お決まりの「釣れますか?」の問いに「20 くらいのしか釣れない」と返ってきた。話によると、6時半からずっと釣りあが ってきたが、でかいのはまったくと、不満そうな表情を浮かべていた。もうちょ い上流でやってはみるものの、おっちゃんの言葉どうりくるのは小さなやつばか り、ブラウンのブの字もでなかった。あきらめて別の川に移動するとき、この日 最大のイベントが起こった。それはちょうど峠をこえたあたりのことだった、右 カーブを曲がったところで50メートル前方の道路の脇の原っぱで黒い動く物体 を発見!すぐ熊だとわかった。熊もこっちの存在に気づいてこちらを見ている。 僕はあわててデジカメを取り出そうとしたが、バイクのエンジン音にびっくりし たのか、一目散に逃げていった。僕は自分でも恐ろしいくらい冷静になってい て、熊の画像を撮ろうとしたくらいだ。初めての熊との遭遇で、僕の第一印象は 「熊(ツキノワグマ)ってけっこうかわいいな」だ。何年か前、北海道の熊牧場 でヒグマを見たせいか、ヒグマとツキノワグマを比較してしまって、ツキノワグ マがかわいくみえてしまうのかもしれない。ストリームで買った熊よけ鈴が頼も しく思えたが、絶対に手放せないなというビビリ面も隠せなかった。魚はぜんぜ んだったが、貴重な体験をした一日だった。画像は鹿?の足跡。
7月25日 お気に入りのH川へ釣行。H川はいつも安定した釣果を望める。H 川の源流域はまだ行ったことがないので、そこでの釣行。H川の源流域は森の保 護区域らしく、ブナの原生林が多く残されていて、川の渓相、透明度ともに最 高!期待に胸がふくらむ。今日も狙いは尺イワナ、絵になるようなやつが釣りた い。入渓してすぐ魚をゲットすることができたが、20センチたらずのイワナ。 気を取り直しフライをエルク・ヘア・カディス#10をチョイス。これくらいで かいフライを使えば、小さいやつはこないし、でかいやつのみ狙うことができ る、という思惑でのチョイスである。この考えが功を奏したのか、でかくはない が、20〜24くらいのイワナがあきない程度に遊んでくれた。そしてある小さ なプールに着いたときのことである。流れもほとんどなく、魚が隠れるような目 立った岩もない。こんなとこにはいないだろうと、投げやりな気持ちでキャスト する。フライがゆっくり流れ、そろそろピックアップしようかと思った瞬間、バ シャ!大きな水しぶきがあがった。驚いてあわせるがフライが空を舞った。目を 凝らしてみると尺はあろうイワナが目の前にいるではないか。再度フライを流す がイワナは二度とでてくれなかった。「クソッ!ちゃんと食っていれば。」と思 っても後の祭り。しかもこのあとアクシデント発生!顔の周りをブンブンとうっ とおしい虫がまとわりつくので、ハッカスプレーを頬と額にかけた。その時誤っ て目の周りにハッカがかかったらしく「うぎゃーーー!」激痛が走った。しかし これで虫は寄ってこないだろうと思ったが、まだブンブンくる。こいつらにハッ カはきかないらしい。この日は虫との格闘が多かった気がする。次の日の26日 にもH川にきて、昨日よりもちょっと下流でやったがでかいやつはでてこなかっ た。あの川にはまだまだでかいやつがどこかに潜んでいるはずだ。
7月23日 今年の夏の目標は、尺イワナを釣ること!そう決めた。真夏という
厳しい条件だが、それでこそやりがいがある。この日は*川へ釣行。ねらうはネイティブ尺イワナだ。雨に追われた前回の釣行にうって変わって、今日は1日中
快晴。いい釣りができそうだ。*川の渓相は明るく、石は花崗岩。なんだか生物
の気配があまり感じられなかったが、なんとか数匹のネイティブ岩魚をゲット。
今回の釣行で目標の尺イワナを釣ることはできなかった。
7月20日 台風の影響で、天気が不安定な日が続いていて、バイク釣行の自分
にとってはは嫌な日々だ。この日も、天気予報は午後から雨が降るとのこと。し
かし、朝起きると快晴。雨が降る様子は全くない。さっそうとバイクを飛ばし、
若桜にある千代川支流へ向かった。入渓してすぐイワナらしきものがアント・パ
ラシュートに飛びついてきたが、フッキングにはいたらず。途中、久しぶりにフ
ライマンにでくわし、釣れますか?と聞くと、小さい岩魚しか釣れてない、との
こと。1時くらいになって、なにやら西のほうからあやしげな雲近づいてきた。
「マジかよ〜、ヤバイいんちゃうん」と思っているとポツリポツリ、ヤバイヤバ
イと急いでバイクに戻り移動。思ったとおりドシャ降りになった。なんとか危険
地帯を脱し、雨の降ってない晴れたところに移動、H川にきた。しかし、ここで
もアクシデント発生!また雲行きがあやしくなってきて降雨。すぐさま移動。移
動を繰り返しているともう自分の家に近いところまできてしまった。もうイヤ家
帰ろう、と家に帰って昼寝。しかし話はこれで終わりではない。5時に目がさめ
外を見ると雨はすっかりあがり快晴。気を取りかえ、もう一度釣行。今度は近場
のO川に来た。ここでなんとか25cmの岩魚を釣り上げることができ、この日
の釣行の有終の美を飾ることができた。
7月13日 この日はH川へ釣行。初めて行く川で、どんな川だろうかと期待と 不安を胸に抱えながらバイクをとばす。風は生暖かく、暑い。本格的な夏はもう すぐそこにきているのが肌でわかる。川は連日から降っていた雨の影響か、水量 が少し増えているようで条件はなかなか。しばらくすると川幅が狭くなり、源流 域近くのあたりでバイクを止め入渓。この支流に魚がいるかどうか分からなかっ たがとりあえずキャスト、あたりがあったがフッキングせず。ここはくもの巣だ らけで、フライがくもの巣に引っ掛かり、気づいたらティペットにたくさんの 「くもの巣コブ」ができていた。イライラが募る。小さな落ち込みでチビヤマメ を数匹ゲット。しかしあまりにも小さすぎる。奥地に入っても釣れるのはチビヤ マメばかり、小さなプールでチビヤマメが何十匹も群れをなしていた。数は釣れ るがでかいのがでない。おそらく最近放流されたヤマメであろう。小さな淵で1 0匹くらいチビヤマメを釣ったあと、雨が降ってきてやむなく竿納。今回の釣行 でもいい写真は撮れなかった。しかも帰ろうとしてバイクに乗るとき、近くの茂 みで唸り声みたいなのを聞き「もしかして熊か!?」と少々ビビり、しばらく様 子をみたが何も姿は見えなかった。そして一目散に退散。ドキドキの釣行でもあ った。ちなみに画像は6月末にT川の源流で釣った本物のネガティブ岩魚。フラ イはビートルで。
6月8日 「岩魚は赤色が好き」この真偽を確かめるべく6月8日、千代川支流T川の源 流へ釣行。T川は前回の釣行でいい思いをさせてもらった、今度はちょっと下流 部で釣ることにした。フライは赤が目立つパラシュート・レッドを使った。この パラシュートはボディがすべて赤色なので、今回の調査には最適のフライだ。入 渓して1キャストでいきなりのヒット!24センチの岩魚だ。今日は好調、幸先 いい。次のポイントでも1キャストでヒット、23センチの岩魚だ。こいつをス トマックしてみると予想通りテレストリアルを食ってる、甲虫類がでてきた。2 0分の間で5〜6匹の岩魚を全てパラシュート・レッドで釣り上げたので、調査 のため今度は黒のパラショートを使った。このフライは魚がでることにはでるの だが、出方があまり良くないので、すぐにさっきのフライに戻す。余談になる が、このような調査をしてみたのはフライの雑誌に書いてあったことと、自分の 今までの経験のよるものである。雑誌には「岩魚は赤色のはいったフライによく 反応する。」と書いてあったし、自分の経験ではニンフを使った時、岩魚はニン フではなく赤 色のインジケーターに飛びついてきたシーンを何回か見たのである。話は戻るが この後も順調に釣れ、予想以上の釣果でポイントのすべてに岩魚がついていてま さにバホバホ状態のウハウハである、笑いが止まらなかった。特にすごかったの は最後のポイント。そこは魚止めの堤防ポイントで、ここはまさに岩魚が湧いて でてきた。キャストすれば必ず釣れるという状態でここだけで5〜6匹キャッチ した。合わせ切れを何度したことか。この日はビッグサイズこそは釣れなかった が、20〜25センチの岩魚が20匹以上釣れてまさに最高!の1日だった。