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2001.5.16
辻内鏡人さん傷害致死事件第3回公判のご報告
(今回は、中野が傍聴できなかったため、傍聴していただいた皆さんにお願いして傍聴記録をとりまとめていただきました。以下は、その概略です)
5月16日､午後3時より、東京地方裁判所八王子支部刑事1部1係305号法廷において、辻内鏡人さん傷害致死事件の第3回公判が開かれました。
第3回公判では、検察側が申請した3人の目撃者に対する証人尋問が行われました。なお、今回から、右陪席裁判官および検事が交代しました。
まず、第１証人Mさんは、現場近く(地図)の「みふじ幼稚園」横の坂道を上がったところの交差点で、白い乗用車と赤帽の車が｢お見合い状態｣で止まっており(註 このとき赤帽は一方通行路を逆送していた)、赤帽は乗用車が通れるくらいに、幼稚園の門のところに止まっていたこと、その乗用車が走り去ると同時に自転車が逆に走り去って、証人の目の前を通過したこと、証人が自宅に向かい道路を渡りきったあたりで赤帽の車が急発進した音を聞いたこと、次に「タイヤが砕石を踏むような音」、「ズズズー」という音がしたこと、男の人の「おい」という声がしたことなどを証言しました。
次に、現場の交差点横のアパートに住む第2証人Tさんは、第1証人と同様に、帰宅途中に、みふじ幼稚園前で｢お見合い状態｣で赤帽の車と乗用車が止まっていたこと、赤帽が幼稚園の門に移動して道をあけて｢お見合い状態｣が解消したことを見たこと、そのあと軽トラックが急発進する音が聞こえ、妻がドアを開けたときくらいに「ガシャン」という音がしたこと、そのとき妻に「さっき逆走していた赤帽のクルマがやっちゃったみたいよ、一通なのにあんなに急いで発進して」と話したこと、そのままアパートの部屋に入り、食事をしたこと、パトカーや救急車がきたので、30分から１時間後に、食事後、野次馬みたいに見に行ったことなどを証言しました。
次に、第3証人T女さん（Tさんの妻）は、事件当夜、自宅で夕食の準備をしており、｢事件の前の5-10分前｣、｢夕食で魚を焼いていて、焼き始めてから焼き終わるまでの間｣に、魚を焼く煙が近所に迷惑となっていないかどうか確かめるため、玄関のドアを開けて何回も外を見ていたときに赤帽の車を見たこと、それはみふじ幼稚園の脇の道(坂道を上がって来る道)から出てきて、左折してきたこと、｢主人が帰ってきてドアを開けた｣ときに事故の音を聞いたことなどを証言しました。
以上で証人尋問を終了(午後4時45分)、次回(5月23日午後1時30分から)は被告の代理人(弁護人)による被告人尋問が行われることになりました。また、次々回の公判が、6月27日(水)午前10時から、同じ305号法廷で開かれることが決まりました。
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