コロナの流線構造(2017/8/21)


外部コロナの分布 (写野角:3.78×2.52°)

撮影日時:2017年8月21日 10:17:22から10:19:13 (アメリカ太平洋夏時間)にかけての
1/8000, 1/1000, 1/125, 1/15, 1/2秒露出の計72コマをHDR合成
ステライメージ8.0で回転アンシャープマスク処理(回転角6.0度)
光学系:ボーグ60ED+フラットナー (378mm, F6.3)
アイベルCD-1ポータブル赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:アメリカ合衆国・オレゴン州セーラム市内

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(7360×4912)変換
撮像サイズ…FXフォーマット(36×24mm)
感度…ISO200, 800相当,ホワイトバランス…太陽光





内部コロナの流線構造 (写野角:2.50×1.67°)

撮影日時:2017年8月21日 10:17:40から10:18:49 (アメリカ太平洋夏時間)にかけての
1/8000,1/1000, 1/125秒露出の計32コマをHDR合成
ステライメージ8.0でローテーショナル・グラディエント処理(回転角1.4度)

(その他は上の写真と共通)




撮影メモ: 2017年8月21日の皆既日食中に多段階露出したコロナの画像をハイダイナミックレンジ(HDR)合成し,さらに回転マスキング強調処理を施して,その微細な流線構造を示したものです。 外部コロナの広がりを示した1枚目の写真には黄道(Ecliptic)と白道(Moon's path),太陽の自転軸,写野中の恒星名(しし座α星・レグルスとしし座ν星)と等級を表示しています。ページ右上のボタンを押すと,これらの表示/非表示を切り替えることができます。
今回の皆既日食において,太陽活動は極小期に入っており,コロナは太陽の東西方向に伸びた典型的な特徴が見てとれます。太陽の南半球から東西へ,さらに北半球から北西の方向へ,計3つの顕著なコロナの流れが確認でき,いずれも太陽半径の4〜5倍の距離まで伸びています。 また,皆既中の月の模様がぼんやりと地球照によって見えています。
2枚目の写真は内部コロナの構造を示すために拡大したものです。太陽の北極・南極領域から細かい流線が放射状に伸びている様子がわかります。これらの構造は太陽磁場の分布を反映しています。





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