単色光でもカラー化


 Hαと呼ばれる水素の輝線で輝いている星雲を赤いフィルタをつけて撮像した場合、それっぽくカラー化することが出来ます。もちろん、恒星に色はないのですが、ぱっと見では、「カラー?」のように見えます。

処理方法は以下の通り。

1.オリジナルの画像をコピーしてスターシャープフィルタをかける(星像サイズ=0、適用範囲=大、閾値=任意、星の芯=チェックなし)
2.オリジナル画像をコピーして1の画像を減算
3.ガウスぼかし0.5をかける
4.トーンカーブを立ち上げて恒星のみのマスク画像を作る
5.コンポジットでオリジナル画像と4で作成したマスク画像を乗算
6.オリジナル画像をR、5で作成した画像をGBに割り当てRGB合成

なお、Bに使用する画像だけガウスぼかしをかけておくと、よりそれっぽい画像になります。
恒星のみを抽出するマスク画像の作成方法は、CANP2000において岡野氏が発表されています。



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