館長のおもちゃ箱

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濱口のお気に入りゲームの紹介です。

「Civilization」 (Avalon Hill、 ボードゲーム)

 
 「Civilization」というと Sid Mayer のPCのゲームが有名だけど、 多分このボードゲームのほうが先だしおもしろいです。 ちなみにAvalonHillのほうからも ボードゲームをPC化したものが出ています。
 戦争、貿易、文明のバランスが非常に良くできていて、 戦略も多様で中盤以後もゲームを覆すことが十分可能なのでダレない。 乱数要素も控えめでリーズナブルなところに使用されて知的なゲームにまとまり、 他のプレーヤーとの交渉が楽しいゲームです。

 このゲームの勝利目的は文明を発展させることであり、 戦争は1手段でしかないし相手を打ち負かすことはまずありえないでしょう。 かえって貿易の相手がいないのは困ったことになるし、 国が肥大化すると災害も馬鹿にならないし。
 そう、文明発展のための最も有効な手段は貿易で、 お互いに必要な資源を手に入れるためのプレーヤー同士の交渉が このゲームの最もおもしろい点でしょう。

 ゲームとしての完成度は抜群なのですが、 ゲームをおもしろくするには5人のプレーヤーと12時間のプレイ時間が 必要なので、めったに遊べないのが難点です。
 この後、「Advanced Civilization」という拡張版が出ているのだけど、 こちらは微妙にバランスが戦争が有効な手段になるほうに傾いているので、 より戦闘的なゲームに仕上がってます。 個人的には元のもののほうが好み。


「モンスターメーカー」 (翔企画、 カードゲーム)

 九月姫の可愛らしいイラストで有名なカードゲームですね。
 このゲームが火付け役となって、当時は同じ体裁のカードゲームが大量に出ました。 カードの絵柄だけのためにそれらも買ってたりしたので、 当時 M:tG みたいなトレーディング・カードの概念が取り入れられたりしたら、 私は破産してたかも……
 モンスターメーカー自身も色々続編が出てゲーム機用のものも多くでましたが、 やはりこの初代のモンスターメーカーが最もシンプルかつ楽しめるものでした。
 まぁ、ゲームそのものはようするに あのミルボーンに味付けしたものなので、 こなれてるのは当然なんですが。(^^;)

 ファンタジーな味付けも良くできてるのだけど、 キャラクターが可愛いのがなかなか侮れない。
 キャラクターがモンスター排除用に使い捨てなのだけど、 絵が可愛らしくてなかなか思い切りがつかなく、 不細工な弱いキャラを出して無駄死にさせてしまうことも多々あったりして。
 「お気に入りのキャラは使わない」とか、 「相手がお気に入りのキャラはオープンにして自慢する」とか、 よくわからんローカル・ルールで遊んでました。(^^;)

 ゲーム時間も短いので、旅行のお供にちょうどいいです。


「AQUIRE」 (Avalon Hill、 ボードゲーム)

 ホテルの拡張、吸収合併と株の売買で儲けるゲーム。
 非常に抽象的化されていて洗練されたシステムで、 はっきり言ってホテルには見えないので、 何でも自分の好きな会社にして楽しめます。
 最近の版はボードに絵が描いてあったりするけど、 昔の不愛想な黄色いプラスチックボードに黒いコマなのが好き。

 ゲームは単純で、隣り合った一連の駒のつながりが一つのホテルチェーン。 んで、2つのチェーンがくっついた場合は大きいほうに吸収合併される。 プレーヤーは自分の持ち駒をどう置くかで、ホテルの発展と吸収合併を コントロールすることになります。
 んで、株はホテルがでかくなれば価値があがるし、筆頭株主になれば さらに儲けが出ます。
 だけど株のままでは資金運用ができないので、 ホテルを大きくするだけじゃなくて、 序盤では適当に吸収合併で売却して資金を回転させて儲けることも必要です。

 一点集中買いで筆頭株主利益に賭ける奴、 分散して資金の回転が止まる危険をひたすら回避する奴、 自分のホテルを大きくするのに集中する奴、 戦略にも性格が見えてなかなかおもしろいです。


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