陳列場所に困る本

2002/12/3


 道路の入門は、まず安全な歩き方から。「赤は止まれ」「右見て左見て手を上げて」。
 安全第一。
 本屋でもその手の絵本はもちろん、大人向けにも教本の類は売っている。 まぁ、試験対策だろうけどね。

 で、パソコンやネットはというと、 Win95のころの「ネットはタダでイロイロ手に入る」的雑誌記事の連発から、 最近はアングラ情報中心の書籍コーナーまである状況。(-_-;)
 それでもって、安全対策などはせいぜいウィルス検知系ソフト関連くらいで、 これも安全教育というよりはソフトのHowTo本である。


「少林ハッカー - The セキュリティ」

 そんな中、入門者でも読みやすそうな、タイトルからして怪しいセキュリティ本が。
 いや、パソコン入門者向けじゃなくて、セキュリティ入門者向けに。 なんせ中身は2ちゃん用語を激しく使ってあるので、 ホントの入門者は門前払いかも。(^^;)
 ある意味、セキュリティ意識甘いのに 2ちゃん で怪しい情報探しているようなヤシに読ませたい、 という気もするので、これはこれで正しい。

 言葉使いもアレだが、イラストも あの トシB さんということで笑えて、 一見ある意味 アングラ本よりも「読んでダメになる本」を期待させるような 感じに見えるんですが。(^^;)
 目次も書籍名同様な乗りだし。

 ただ、イラストの配置には不満がある。
 紙面の都合上か、イラストが対応した本文と離れたページに入ってるところがあって……
 トシBさんのイラストがもったいないぞ!

 が、期待(?)に反して中身は極めてマジメに、それなりにわかりやすく、 多方面に渡ってセキュリティ関連が説明されている「読んでタメになる本」でした。(^^;)
 実際、ブロードバンドで常時接続な世の中、その利便性や使い方と共に、 まずこういった知識を教えるべきなんじゃなかろうか。

 しかし、これ、陳列棚に困りそう。
 セキュリティのコーナーはどちらかというと管理者向け本がある印象だし。
 ウィルス検知のHowTo本のあたりが妥当だろうか。
 まぁ、本当はパソコン初心者にまず読んでもらいたい気はするけど、 理解できないだろうからパソコン入門本のところというのも変だ。


「コンピューターユーザのための著作権&法律ガイド」

 こちらもお堅い内容のわりに、表紙がギャルゲ的同人系美少女キャラ×2。(^^;)
 最近こういうのが流行りなんだろうか。

 で、ページをめくるとそのキャラ2人がダメなネタを交えながら その章の概要を述べるのだが……
 これまた、本文は非常にマジメ。こっちは文体もマジメ。読みにくい。(笑

 誰でもWebで情報発信できちゃう今、 著作権侵害を知らずに悪意なくしちゃってるサイトって少なくないんですよね。
 でもそういう部分を勉強できる入門本って意外に無かったんですよね。
 それが萌え絵な表紙で出てきちゃってるわけだけど、 まずそういった層が行動のわりに知識が乏しいのは確かなわけで、 これもまた必然の選択か。

 ま、内容自体は本当に入門で、 著作権意識が高いWeb管理者は読まなくてもわかってることばかりですが。
 ファンジンvs著作権など、よくモメる部分は上手く当り障り無く 書いてあるし、あくまで入門本ですね。

 で、これまた陳列場所に困りそう。
 「少林ハッカー」はまだ「セキュリティ」とか「ウィルス」とかあったけど。
 パソコンコーナーに法律関連のとこなんて見たことないよぅ。(;_;)
 パソコン入門本かなぁ。でも、 入門者に読んでほしい内容だけど、パソコン使いで必要とする人はごく一部だしなぁ。

 そういえば、CGの描き方コーナーに置いてあるの見たことあるぞ。(^^;)
 意図的なのか、表紙だけみて勘違いしてるか…
 いや、児ポ法vsマンガの話題も入ってたから、正しいのか。

 しかし、こういう本の適当な陳列場所が、すっと思い付かない、 という状況はあまりよろしく無いですな。

 でもまぁ、どっちの本もマジメに考えると陳列場所は困りそうだけど、 個人的には、「アングラ」とか「裏」とかタイトルに入ってるのが イッパイ並んでる中に置いといてほしいかなぁ。
 しっかり読んでガタガタブルブルして下さい、ってことで。