君の求める平等

2002/10/10


 この季節に「平等」とか言えば、だいたい何の話題かわかるだろう。
 近年話題の、「運動会のゴールは皆で手を繋いで」である。 今年はあまり聞かないとこをみると、バカバカしさに気づいたか、 それとも定着しちまったのか。

 正直言って運動は不得意でいつもビリだった私にとって、 運動会というのは特別楽しい行事では無かった。
 だけどイヤというわけでも無かった。 別に一緒にゴールしたいと思うわけでもなく、 それで運動会が好きになったとも思えない。
 多分、運動会が普通の行事からツマラナい行事に格下げになるだけだっただろう。


 ってなことよりも、激しく悔しい事件があったんですよ。小学生のころ。
 運動会と違って、かなり楽しみだった「芋掘り」遠足である。
 大きい芋掘って、親に見せて自慢するんだ、と意気揚揚だったんだが……

 こんなんばかり。
 いや、全部持ち帰れた遠足もあったはずなんだが、 それよりも「平等」のイヤな思い出が強烈で、 楽しかった回の印象が残ってない。  芋掘りの主旨の、自分で収穫する喜びもクソもない。
 本末転倒である。

 確かに運が悪かっただけで収穫が少ない生徒には配慮すべきだろう。
 だけど、せめて「自分が掘ったと自慢したい一品」くらいは 手元に残して欲しかった。


 某所でワールドカップの選手のサインを回収する騒ぎもあったりしたし、 どこか大人の考える「平等」って子供不在な気がする。
 「平等に扱った」という大人の満足感のためだったり、 「不平等」という批判を避ける大人の保身のためだったりするんじゃなかろうか。
 もう少し、子供を自分達大人と「平等」に見てあげたほうがいいんでないか?

 食い物の恨みは恐ろしいので、 せめて芋掘り遠足くらいは善処願いたい。


 でも……
 体育の日が10/10じゃないってのは、何か違和感…