私はいまだにPhotoFinish3.1というWindows3.1時代のペイントソフトを 愛用しています。 お気に入りの手描き感覚のソフトで、 これに出会わなかったらCGを続けようとは思わなかったでしょう。でもいつまでもWindows3.1環境を用意できるわけではありません。
幸いPainterというやはり手描きなソフトは大抵の部分でPhotoFinishより好みで、 それ以外の部分も、豊富な設定項目でなんとかなってきています。おかげでWindows3.1の終焉とともに私のCGも終わり、 ということにはならずにすみそうです。
しかし……
Painterを作っているMetaCreationがネット通販関連の3Dコンテンツサービス関係に 業務を絞り込むらしいのです。
2DツールであるPainterは恐らく見放されるでしょう。(;_;)
どこかが買いとって開発を続けてくれれば良いのですが……そうでなければ今のPainterが動くハード・OSが消えるとともに 私のCGはおしまいです。
PhotoShopに乗りかえればいい、という人もいるけど、 残念ながらあれは私にとってはエアブラシとカラーインクとカラートーンしか 使えないのに等しい感じ。Painterの筆で描く感覚の代わりにはなりません。
3Dのほうでも、MetaCreation製品ではPoserにはかなり依存してるので、 これも頭が痛いとこです。
画材ソフト作るのがそこまで商売にならないもんなんでしょうか?
企業ユーザのニーズからすると、 PainterよりはPhotoShopというのが多そうです。
とすると、Painterの相手は個人利用者が多いということでしょう。
そして多分、商売成り立つと思うからこの値段が今の価格として……
個人が絵を描くために数万出すか、というと確かに疑問です。
でも私には必要だから買います。まだ買える値段だと思います。しかし「必要だけど買わない、でも使う」人が結構いたりすると、 計算通りの収入は無いだろうし、開発をやめるのも仕方ないでしょう。
でも彼らはそうやって食うべき物を食いつぶしちゃったら どうするつもりなんでしょうね。
では、商売の片棒担ぐのが、そんなにオイシイ商売なんでしょうか。
実はそのとおりで、 現在の経済では物を作るところよりも流通が最も多くの利益を持っていくそうです。
時代劇でも「士農工商」では「商」がいちばん稼いでそうですし。(^^;)
でもそうやってみんなが「流通」に行って、 流通させるべき「もの」が無くなったら、彼らは何を流通させて儲けるんでしょう。
それでもね、たとえ食い物にされるんだとしても、私には物を作るほうが、 絵を描くほうが楽しいんですよ。
だから画材が無くなってCGをやめることになっても、 どこかで絵を描いてるでしょう。ソフトを作るっていうのも、そういう職人的というか芸術的なことなんだなぁ、って 今回の MetaCreation についての報道を見て実感しました。