南の島へ

1999/6/30


 以前イタリアに行った時に溜まったマイレージで 国内ならかなりとおくまでフリーチケットがもらえることに気づきました。 ということで梅雨空から脱出し、 梅雨が明けたばかりの奄美大島へ行ってきました。(^^)


 一日目は着いた時間が中途半端なので、 ガイドブックに載ってる中から近場を選びました。

ハブセンター

 動物虐待とかなんとかで減っているらしいハブとマングースのショーを やっているとのこと。どんなものか見て来ました。
 ガイドブックからの想像とは異なり、博物館とかではありませんでした。
 単にハブ製品中心の土産物屋の1部屋でショーをやるという、 単なる土産物屋の客寄せです。
 ショーは一瞬でその前口上が長いのですが、 これも学術的というよりは寅さんの叩き売りの前口上のようなもの。 マングースをまっとうに飼育する設備があるとも見えないし、 動物園や博物館のような教育効果も無し。
 タクシーの運転手も「あれはヤラセでしかない」といったことを言っていたし、 ハブ対策に持ち込まれ野性化したマングースはわざわざハブを食べるよりも 楽に獲れておいしいウサギを食べるそうで、野犬とともに問題になっているそうです。

 予想はしてたけど、あまり楽しいショーではありませんな。
 ハブ観察についてはちゃんとしたガイド付きツアーがあるそうなので、 ハブを見たい人はそちらにしたほうが良いでしょう。

赤崎公園

 高いとこから眺める海は、珊瑚礁のリーフもよくわかり奇麗です。
 だけど公園自体は普通の公園です。(^^;)
 方向的に夕日は見れそうな気がしますが、 遅い時間帯は途中の道が柄の悪い連中の溜まり場だそうなので あまりお勧めできません。

 ということで、 本州の本屋でのガイドブックって、あまりアテになりませんでした。(;_;)


 2日目は今回のメインです。 地元の観光案内業者にお願いしました。

古仁屋グラスボート

glass boat  ツアーのメニューには単に「グラスボート」とあったので ツアーの価格的に見てもどうせ名瀬のかなぁ、 と思いながらも大島海峡の古仁屋のを密かに期待していたら、 古仁屋のほうだったので、とてもうれしかったです。
 加計呂麻を向こうに見る大島海峡の景色を船から楽しみ、 船底のガラス越しに珊瑚礁の間を泳ぐ魚を見る。 下を見下ろすタイプではなく、 横にガラスが付いているのでとても見やすいのです。
 水の透明度も高く、自然の状態ってこれほど魚が多いものかと 驚くほどにいろんな魚がたくさいいました。
#以前見た白浜の海中展望塔とは雲泥の差

海岸でシュノーケリング

beach  そして近くの海水浴場へ。
#写真は隣の海岸
 砂も奇麗。水も透明。そして足の付くところに生きた珊瑚礁。
 何よりも、貝拾いのおばさんが2,3人いるだけの広々とした海岸。(^^)

 先ほどグラスボートで見たような珊瑚と魚が、 今度は手で触れることが出来るし、ゆっくりたのしめます。(^^)
#シャコ貝も始めて見ました。
 近づいていっても魚は特に逃げようともせず、 逆に縄張りを守ろうとこちらに向かってきたりして なかなか楽しめました。

マングローブ

Manglove  そして、今回奄美大島で最大の目的、マングローブ原生林へ。
 ボートを漕いでマングローブの林へ向かいます。

 ちょうど大潮だそうで、これからどんどん潮が満ちてくる中、 ちょっとした中州へ上陸。シオマネキがたくさんいます。
 このシオマネキの穴がマングローブの種が地面に刺さるために 重要な役割をしているそうです。

 カニを見ている間に見る間に潮がマングローブの林に流れ込み、 あっという間に水路ができていました。
 で、その水路からマングローブの林の中へ。 ちょっと水曜スペシャルな探検気分です。(^^;)
 幸運にも、この水路の途中で最近土に刺さったマングローブの種を 見ることができました。(^^)
 水の流れで移動するために、実に巧妙にできた種です。

 と書くと2日目は非常に簡単で順調だったように見えますが、 シャコ貝を見つけたり、珊瑚を生きてるのと死んでるのを見分けたり、 見所を見つけるのは自力では無理だったでしょう。
 各施設の予約、年々変わる島の自然の中での見所、 よく知らない道での時間調整などなど考えると 専門家にツアーを頼んだのは正解でした。
#適切な助言のおかげで日焼けにもあまり苦しまずにすんだし。(^^)
 価格も良心的だし連れて回るだけのガイドとは一味違うきめこまかな解説、 ガイドブックなんか買う前にまずコンタクト取ってみることをお勧めします。
 ちなみに私がお願いしたとこは 観光ネットワーク奄美さんでした。


 3日目は帰りの飛行機が午後なので、午前中は泳ぎに。

大浜海浜公園

Oh-hama  名瀬市街地から一番近く施設も整ってるので休みの日は人が多いそうだけど、 平日なので数人のみ。うす曇りで日焼けの心配も無くとても快適。(^^)
 ここも昨日のとこと同様に珊瑚礁の海岸なのですが、 残念ながら生きている珊瑚は全くみつかりませんでした。 魚はたくさんいましたけどね。
 のんびり半日泳いで、サトウキビジュースを飲んで帰ってきました。
 このサトウキビジュース、 目の前でサトウキビを絞って作ってくれるので本物なのは間違いないのですが、 意外に青臭くなく飲み易くておいしいです。


分岐点に立つ奄美大島

 今回の奄美観光は天候にも恵まれて、大自然を満喫してきました。
 しかし、道中それだけでは無いものもたくさん見ました。

 2日目にあれだけ回れたのは道が整備されてきたおかげです。 でも、工事で流れた赤土は珊瑚が死ぬ原因の一つだそうです。
 海岸では工事でアダンの林が無くなり、塩害が出ているそうです。
 大きな砕石場で山を削ってましたが、島を本土並みに と始めた土木工事は、 その経済効果の高さからいつしか土木工事のための工事になりつつあるそうです。
 最も整備されて行き易い大浜海水浴場は空缶その他のゴミがたくさん落ちています。

 観光客である私は自然保護どうこう言う立場ではありません。
 でも日本の各地がかつて通った道であり、 そこで何を得るためにどういう選択をして何を失ったかは知った上で、 最上の選択をして欲しいと思います。


奄美の食べ物

 鶏飯(けいはん)というものを食べてきました。
 ご飯にゆでたササミ、漬物、卵焼き、椎茸、ノリなど細かく切った薬味(?)を乗せ、 鶏のスープをかけて食べます。
 雰囲気としては鶏スープで作るお茶漬け。
 お茶漬けほどそっけなくはなく、鍋の後の雑煮よりはあっさりしていて、 飲み屋でお茶漬けメニューに加えたらけっこうウケそうな感じです。(^^)

 あと一つ気になる物が。
 飛行機の時間直前に気づいたので食べ損ねたのだけど、 奄美空港のレストランのメニューに味噌カツ丼が!
 奄美は豚料理が多いそうで、 その豚を使ったミソカツを食べ損ねたのは残念でした。