謎のスト権

1999/3/17


 さて、春闘の行方もほぼ出そろったころでしょうか。
 春闘と言うとストという言葉を良く聞きます。 電車とかのストはあからさまに生活に影響するので皆よく知ってますが、 実は(^^;)普通の会社の労働組合にもスト権なるものはあります。

 交通機関のストは会社も困るので、大きな力なんでしょう。
 でもその他の会社ではどうなのでしょう。


ストの意義は

 私の勤めている会社では長い間ストをしていないので、現実はわかりません。
 でも毎回、「半日のストと解決まで無期限の時間外労働拒否」を掲げます。

 反面、不景気のため、 会社は時々工場をストップさせて社員を一時帰休にしたり、 時間外手当てを削るために「残業0」とする業務改革をしています。
 また、工場のライン等以外は、たいてい時間で仕事をしているのではないので、 ノルマは変わりません。

 なんのことはない、組会の想定している闘争とは、 会社の施策に協力することではないか!(^^;)

 はっきり言って、「皆で残業する」ほうが会社には厳しいことに違いありません。  このことを聞いたら労働組合の返事は 「スト権は労働者の大きな権利だ」そうです。
 全く回答になってません。(^^;)


何故ストをしないか

 まぁ、このように意味の無いと思える「スト」なのですが、 実際長らくストをしていません。
 これは別に満足行く回答が得られたからでは無いようです。

 「会社が出せない時にストしてもしょうがないからしない」そうです。
 しかし、景気が良かった時も、儲けの多くはバブルの泡と消えたであろう 設備投資とマネーゲームにつぎ込まれていたのにもかかわらず、 ストをしなかったことは誰でも知っています。

 なんだか会社に躍らされてないでしょうか。


高い組合費

 まぁ、そんなわけで、 今回はベアが無いに等しいとか賃金カットとか続出してるようなのですが、 こうなると月\6,000近く、 組合員に強制的に加入させる謎の共済も入れると\7,000以上の 組合費というのは家計にずっしり重たく感じます。
 この組合費、何にこんなに使うのでしょう?  まぁ、多くは組合運営の経費、人件費なんでしょうが……

 闘争資金
 ストする間の給料の補填です。 しかしもう誰の記憶にも無いほど長くストが無いから、しこたま溜まっています。 どうせやらないストに何十日分も溜めてどうするのでしょうね。(^^;)

 交通費
 何かあるたびに、中央本部からわざわざ○万円の交通費と宿泊費をかけて、 役員とやらがやってきます。
 でも実動するのは現地の委員で、わざわざ来た役員とやらは 「ガンバロー」三唱の音頭を取るだけです。 あまつさえ、自分で「これだけのために東京から来ました」と言っています。
 この「ガンバロー」もなんか昔の闘争の雰囲気楽しみたいだけで、 時代遅れですよね。

 宴会
 組合の役持った人は研修のために合宿することもあります。 その後は親睦会とか称して組合の金で飲み食いします。
 組合役員いよると「こんなことでもなければ、(役なんて)やってられない」 そうですが、 若手の多くは「早く帰りたい、飲み代相当分手当てのほうがうれしい」 というのも実状です。
 会社の会議室で勉強して帰りに有志で飲みに行く、というのを提案したら、 「それじゃ人が集まらなくて成り立たない」そうです。 結局、一部の飲みたい人のためにあるんですね。


 労働組合にはお世話になっているのではありますが、 だからといって無駄金を黙認するというのは違うでしょう。
 ベアが無いに等しい状態です。 組合費が\100でも安くなれば相対的にかなりの効果。
 会社も体質改善に励み、社員も頑張る。組合もリストラに励むべきなんででょうが…

 昔風の闘争と付き合いに酔っているようであり、 組合への反対意見を述べる人を異端視する風潮ありで、 論理的なお話にならない人が少なく無いのはなぜでしょうか。(^^;)

 こういうのって、うちの会社だけなんでしょうか。


 こんな話を職場のわりに若い組合の人と話していたら、 「ストすればその日数分給料払わなくて会社も賃上げ、ボーナスの資金できる。 社員も闘争資金からストした日の給料はもらえる。 これで合法的に闘争資金が社員の手に戻ってハッピーだ。だからストしよう。」 なんだそうです。
 なるほど、最近の若手は頭が柔らかい。(^^)


 まぁ、結局ストはやらなかたのだが、妥結内容にも多少疑問は残る。

賃上げ要求
ベア \3,000  (引き上げ総額 \9,000)

妥結額
ベア \500   (引き上げ総額 \6,400)

 ベアの差と総額の差が合わない。
 きっと何か騙されているに違いない。