『さるぼぼ』の謎

1998/11/10


 『さるぼぼ』というものをご存知だろうか?
 手のひらほどの座布団のようなものの端をつまんだようなものに 頭を付けたサル(?)のぬいぐるみのような物なのだけど。 岐阜でよく見掛けたので岐阜のほうの物なのかもしれない。
 ところが、奈良の観光ガイドを見ていたらこうしん神社とかいうところに 大量の『さるぼぼ』がかかっている写真が載っている。 ということで、というわけではないのだが、先日、奈良まで見に行ってみた。


 目的地の『庚申堂』に近づくにつれ、家の玄関に さるぼぼ がぶらさがっている 家が多くなってくる。
 目的地に着くと、まさしく大量の さるぼぼ がかかった小さな神社があった。
 身代わり猿ともいうらしいが、どうやら三尸の虫を追い払うというのが 元々の御利益のようだ。
 神社は予想外に小さく、さるぼぼ(とすでに決めている(^^;))も売っていない ようなので、近所を探し回る。

 近所の小さい博物館で売っていたが、どこかの観光客が作り方を聞いたところ、 「だんだん廃れてきたので保存のためここでしか作ってはいけないことになってる」 そうだ。なんともわからん理屈。 ちなみに、近くのほかの店でおばちゃんが作っているのをみかけた。(^^;)

 「なんで猿なんですか?」という質問には 「『庚申堂』の『申』」とは猿のことだから」、という答え。 直感的には猿関係だから『庚申堂』という名前になったと思ってたのだが…… いずれにしても猿である理由になっていない。
 どこかうさんくさい博物館であった。(^^;)

 ちなみに後で調べたとこによると、 猿の毛繕いの動作が虫を取るようなので三尸の虫が嫌うから、だそうだ。

 結局博物館には中国で見つかったという物もあり、 「さるぼぼ」との関係はますますわからなくなった。

 そういえば、九州出身の知人に「さるぼぼ」を知ってるか聞いたら変な顔をされた。 九州のほうの方言では「ぼぼ」というのはあまり人前で言うべき言葉ではないらしい。
 ちなみに「さるぼぼ」の「ぼぼ」は赤ちゃんという意味だそうだ。


 そうそう、普通の奈良観光もしてきた。 紅葉にはちょっと早かったけど。

 ちょと早い気はするけど七五三の人たちが結構いて、 可愛い着物の女の子達を鑑賞できて幸せ。(*^^*)

 さすがに奈良だけあって、修学旅行の団体にも4校くらい出会ったりした。
 しかし、もっと妙な団体さんにも出会った。
 どうやら撮影ツアーらしいオジサン達なんだけど、 春日大社近傍で紅葉を撮影してるのかと思ったら 20歳前後と思われるモデルを写しているのである。 着物ならまだわかるけど、カジュアルな洋服で……
 この日、結局あちこちでこの団体さんに出会ったのだけど、 終始特に奈良公園である必要も無いようなところを背景に モデルさんの撮影をしていた。
 その手の撮影会ならもっと若い男も参加してても良さそうな気もするし、 どういう企画だったのかちょっと不思議だった。