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トーカイ光害カットフィルター「LPS−P1」の効果

このフィルターって何?
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八王子市の街中で北アメリカ星雲を400mmで撮影してみた。
八王子にしては良い方の空で、3等星は見えていたくらい。

フィルターなし

5分で既にカブリが高く、露出時間を延ばすとドンドンカブリが増加するだけ。
カブリのなか20分露出でわずかに北アメリカ星雲の存在が確認出来る程度。
5分 10分 20分

LPS−P1フィルター使用

まず背景のカブリの増加が抑えられ、60分露出でノ−フィルターの20分露出と同程度。
この時は20分〜30分露出が適当で、北アメリカ星雲の存在が赤く確認できる。
星雲と背景カブリの分離の明らかな向上が確認できる。
フィルター使用によるカラーバランスの変化も特にはない。
5分 10分 20分
30分 60分
30分露出のポジで
画像処理すると、
ここまでになります。
撮影条件
撮影日:2000年9月2日 22時〜26時
撮影地:東京都八王子市市内 JR八王子駅から1キロ程度の市街地
望遠鏡:ペンタックスSDUF(D=100mm,f=400mm, F=4)
赤道儀:ビクセンGP ST-4にてオートガイド
カメラ:ペンタックス SPボディ
フィルム:フジクローム プロビア400F(RHP-III)

望遠鏡の後ろ玉とカメラの間のチューブ内のねじ切りに77mm径ののフィルターを装着。
フィルターの有無で露出時間を変化させて撮影した。
スリーブにしたポジをフラットベットスキャナーとまとめて取り込み、
モニター上でオリジナルの画像に近づくように、全ての画像を同条件で調整した。