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1999.8.11

ヨーロッパ皆既日食


この皆既日食を見ることができた地域です。(赤い帯状の範囲)
地上に降りた月の影が、ヨーロッパから西アジアへ駆け抜けました。 皆既中の地上から、宇宙からの対比を楽しんで下さい。

地上を月の影が横切る時間(いわゆる太陽が完全に隠れる「皆既中」)は
地上にいる者にとってはわずか2〜3分。

この間のみ、あたりが暗くなり、気温は10度近く下がり、
地平線近くは360度夕焼けのように染まり、
空には星が輝き、そして神秘的なコロナが広がるのです。

そんな世紀の天文ショーも、結局はお天気次第!
当初の予報通り、フランスは雨、ドイツは曇りで一瞬晴れたところも、
そしてトルコより東は快晴だったようです。

今回写真を提供してくれた私の友人、柴田治氏は、
トルコのシバスで見事な皆既日食を体験してきました。地震の前で良かったですねー。
↑気象衛星が写した月の影の動き
アニメーションで動きを見る
ミールから見た月の影
黒い太陽というけれど