ハワイ旅行記・第3日目


11月12日(日)ハワイ時間  いよいよ結婚式の日が来た。
 この日は昼に、新郎新婦に宿泊しているホテルに集合することになっていたので、午前中は各自で自由行動ということにした。
 一番早起きしたのはEnoちゃん。1人でカメハメハ大王の銅像を見に行き、その後美術館に行くということだった。
 Ukiuki、Kuniちゃん、Sonoちゃん、Anegoの4人は、「朝マックしに行く」と言って出て行った。残った僕は彼らが出て行ってしばらくして、やはり残ったRieちゃんの部屋に電話をかけた。散歩に誘うためである。
「もしもし?」
「はぃ・・・・」眠そうな声。そう、彼女は寝ていたのである。
 散歩に誘うと、彼女は友達に手紙を書くということなので、とりあえず自分も部屋に待機。室内やベランダで本を読むことにした。なにせ、ホテルにいるだけでリゾート気分が味わえるので、部屋にいても十分楽しいのだ。
 煙草を吸うためにベランダに出ると、正面のリゾートマンション風のベランダで、女性がフラダンスの練習をしていた。それはそれは見事な手つき・腰つき(?)で、ホテルのショーを見ているかと思えるほど。
 それからまたしばらく本を読んでいるうちに、10時半頃になった。そろそろ食事をして着替えないと、昼の集合に間に合わなくなってしまう。そう思い、再度Rieちゃんの部屋に電話をした。
「もしもし?」
「はぃ・・・・」
さっきと同じである。どうやら、手紙も書かずに寝ていたらしい。起こして悪かったかな、と思いつつ、散歩がてら食事をしに行こうと、1人で町に出ることにした。
(後でRieちゃんから「電話してくれたおかげで、友達に手紙を書くことができた」と感謝された(^_^;;)
 まずは海岸に出た。防波堤のようなものがあったので、先端の方まで行ってみた。
 防波堤とはいっても、日本のものとは大分雰囲気が違っていた。両端が少し高くなっていて、散歩し易くなっているのだ。スケボーをしている少年もいた。
 上から海を覗き込むと、沢山の魚が藻をつついていた。マヒマヒか?(しつこい・・・)魚も昼食時なのだろう。
 海から道に戻り、少し歩いていると、「ぼぉぉぉ〜〜〜〜・・・」と音が聞こえた。近くを船が通っているのか?と思った時、もう1度聞こえた。すると、僕が向っている方から白バイがゆっくりと走ってきた。道の反対側には、どこかのTV局のアナウンサーだろう、マイクを持った女性が、ハンバーガーショップの前でテレビカメラに向って話をしていた。
 それでも「ふーん、あのハンバーガーショップがTVで紹介されるのかー」と思っていたが、どうもおかしい。車が通っていない。汽笛(?)が近づいてくる。しまいにはドラムマーチの音が聞こえて来るに至って、やっと何かのパレードなのだと分かった。
 パレードの先頭は、ほら貝を吹き鳴らす男の人だった。そう、あの汽笛と思っていた音はほら貝を吹く音だったのだ。
 そのすぐ後ろからは、横断幕を持ったガールスカウト風の女の子(小学生くらい)が歩いてくる。その幕には、なんと「Miss America」と書いてあるではないか!「え?ミス・アメリカのパレード!!マジ??」
 横断幕の後ろからは、ハワイの市民吹奏楽団であろう団体が、聞いたことの無い、でもアメリカらしいマーチ(もしかしたら州歌かも?)を演奏しながら自分の前を横切っていく。「ミス・アメリカなんて、TVじゃないと見れないもんな〜♪こんな日にパレードに遭遇できるなんてラッキー!」と思っていると、また横断幕だ。今度は「Miss Hawaii」と書いてある。あれ?Miss Americaのパレードだったんじゃないの?でも美女を拝めるならどっちでもいいか、と思いつつ主役を待った。でも、待ちながら思ったのは、「なんでこんな時にカメラが無いんだ・・・」悔やまれてならない。
 オープンカーがゆっくり走ってきた。ハイスクールに通っているかと思えるような、若そうな女の子だ。うん、確かに美人だ。その後ろからもまたオープンカーだ。こちらは普通の年令かな?と思っていると、またオープンカーだ。一体何人ミスがいるのだろう?最初の子はティーンの部のグランプリで、あとは準ミスかな?などと考えていると、ひときわ豪華なオープンカーが!乗っている美女も豪華な花束を抱え、周りに笑顔を振りまいている(ただし、僕以外)。きっと彼女がミス・アメリカで優勝した人なんだろう。
 彼女のことを少しネットで調べてみた。フィリピン系アメリカ人で、アンジェラさん24歳(当時)。アジア系アメリカ人がミス・アメリカで優勝するのは、彼女が初めてという快挙だそうだ。
 さて、パレードも過ぎて少し歩いていたら、前方からUkiuki、Kuniちゃん、Sonoちゃん、Anegoの4人が歩いてきた。自分はどこかの店に入って何か食べようと思っていたんだけれど、結局みんなと一緒にABCストアで食べ物を買って、ホテルに戻る事にした。
 ホテルに戻るとRieちゃんは起きていて、「SSGさんが電話をしてくれたおかげで、友達に手紙を書くことができました。ありがとうございマ〜ス♪」と礼を言われてしまった。おいらもたまには役に立つもんだ。(^^ゞ
 新郎新婦のホテルに行く時間が近づいてきた。女性陣との待ち合わせの時間になったが、準備がまだできていないということなので、男性陣が先に出発。
 今回式に参列するにあたり、どういう服装が良いか相談した。ハワイではアロハがフォーマルなので、アロハにすべきかスーツにすべきか悩んだのである。で、結果はスーツということになった。真昼のカラカウア通りをスーツで歩く3人組み。周りの人にジロジロ見られてしまい、少々恥ずかしい。やっぱりアロハにするべきだったか。
 ホテルに着くと、そのホテルの前で記念写真を撮っている結婚式終了後のカップル発見!勿論そのカップルの友達も。その記念写真撮影の邪魔をしないようにホテルに入ると、撮影会はすぐに終ったようだ。が、しかし!また新しいカップルが現れた。今度は中国人らしい。そう、ハワイは日本人がすご〜〜〜く多い所だけれど、中国人も結構多いのだ。そして、ハワイで結婚するカップルも。
 暫く待っていると、今回の主役MashさんとChikaちゃんが降りて来た。純白のウエディングドレスがとても似合ってる。ほんとに。あ、そうそう、Mashさんのモーニングも。(←いかにも”ついで”って感じ(^^;)
 ホテルの前に待機していたリムジンに乗り込む。初めてのリムジンに興奮状態。

 教会まではホテルから30分くらいだろうか。着いてからまず、最初にリハーサル。結婚式のリハーサルも一緒に参加するなんて初めてだけど、なるほど、ふむふむ。式が始まる前と終了時に、ソプラノ歌手の方の歌が入るのか。始まりの時の歌はタイトルを忘れてしまったけれど、昔からハワイに伝わる結婚の歌ということだ。で、終わりの歌の説明はなかったが、歌い始めたら「あれ?これ聴いたことある」と思った。そう、「ウエストサイドストーリー」でトニーとマリアのデュエットで歌われる「one hart one hand」だった。これもハワイの歌・・・・じゃないよなぁ?でもこの歌はとても好きなので満足。
 で、なになに?リハの時は写真を撮ってもいいけど、本番中はダメなの?ふーん、なるほどねぇ。ま、カメラを持ってない自分には関係ない話だけど(^^;。でも、プロのカメラマンさんもみんなも、バリバリ撮ってた・・・・ようだ。
新婦がお父さんと一緒に階段を下りてくる所。優しそうな神父を挟んで。


 いよいよ式の本番だ。教壇の前に立っている新郎。父親に手を引かれながら一段ずつ階段を降りてくる新婦。ハーモニーを奏でるオルガン。祝いの歌。どれをとっても結婚式だ。(当たり前である)。
 恙無く式も終わり、中庭というか、海岸(ビーチとは少し違う)で記念撮影。曇っていたのがとても残念だったなぁ〜。
絵になる2人2人の間に入る悪人Ukiuki。 やっぱり絵になる2人


 記念撮影も終り、教会から出る時に新郎新婦にフラワーシャワー。そして、その後リムジンの前で新郎新婦からのサービス。(^^;
この後どうなったかは、ご想像にお任せします。


 式も無事終わり、リムジンに乗ってホテルへ戻り、今度はホテルの前で記念撮影。その後、新郎新婦は着替えやその後の準備などで部屋に戻った。
僕らは自分達のホテルの戻るのも面倒だったので、ちょっとした店で各自飲み物等を買って休憩。自分が買ったのは、パッケージに色々なトロピカルフルーツの絵が描かれているフレッシュジュース・・・・と思って飲んだら、なんとプロテインドリンクだった。結構ドロッとしていて、プロテインが濃かった(笑)。でも、パッケージの絵の通りフルーツの味もしっかり付いていたので、結構美味しかった。ちなみに、値段は4$くらいしたと思う。
スーツ姿でハワイをうろうろすると目立つのだが、そんな視線に耐えつつようやく晩餐の待ち合わせ時間になった。ホテルの前からまた車に乗り、今度は***へ。
このホテルはす〜〜〜〜っごく豪華で、スイートルームが1泊で約35万円!!!くらいだったと思う。どう豪華かというと、プライベートビーチがあるのは勿論、中庭には池やプールがあるのだ。池には亀や魚が泳いでいるのは想像に難くないと思うのだが、プールは人間用ではなく、そこはイルカ用のプールなのだ。イルカが3頭ばかり泳いでいた。
 イルカというのは本当に頭のいい動物で、写真を取ろうとすると近くに寄ってくるのだ。サービス精神旺盛である。
寄って来たイルカ


 さて、ホテルの庭でおのぼりさんよろしく、写真を撮ったり歓声を上げたりしているうちに、パーティーに時間になった。パーティーはビュッフェタイプ=食べ放題だった。食いしん坊には嬉しい。
 パーティーの始まりは、アメリカ式のケーキカットで始まった。アメリカ式のケーキカットというのは、カットしたケーキを、新郎が新婦に手掴みで食べさせ、新婦の口の周りに付いたクリームを新郎が舐め取り、最後は濃厚なチュー!という、簡単に易い内容である。もちろん、当新郎新婦は堂々とアメリカしきのケーキカットを披露してくれた。
ケーキカット!
おいしそうなケーキ。
アメリカ式ではこのあと・・・・


ちょっと中途半端ではありますが、これでハワイ旅行記は終わりです。また行きたいなぁ・・・。



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