日本シリーズ第5戦の最後だけちょっと見た。
なぜか?
俺、カレーショップ・エスのメール会員なんだけど、
なんでも日本シリーズ中は
「日本ハムが勝った次の日は300円引き、
負けた次の日は100円引き、
日本一になったら3日間、特別メニューが600円!」
っていう企画をやってるそう。
で、第5戦の翌日に札幌に行くから、
日本ハムが勝つと300円俺が得するのだ!!(笑)
だから見てた。
そしたら日本ハムが1人もランナー出せずに負けた…
はらほろひれはれ。コテンパンだよお。
そんなわけで、記録には残らないけど記憶には確実に残るであろう、
「落合カントクの決断」を見られちゃった。
なんかトクした。
勝ったのに、投手代えたことにブーブー言う人もいるんでしょ。
そのブーブーに意味はあんのかな。
采配に関するブーブーは9割5分方が結果論で、
もし代えて負けてたら「なんで代えたんだ」って言われるし、
もし代えないで負けてたら「なんで代えなかったんだ」って言われる。
あんま意味ないと思う。
それよりも、あの状況をもう一度想像してみないか?
-------
0-1の1点差。9回ウラ。
日本ハムはここまで1人もランナー出してない。
だからこそ、ランナーが1人でも出たら「行けるぞ!」と勢いづくだろう。
死に物狂いでそのランナーを返しに来るだろう。
さらに、中日はこの日がホーム最終日。
ここで負けると、残り2戦をアウェイで戦わなければならない。
そうなれば、がぜん日本ハムは勢いづいてしまう。
9回ウラに出したたった1人のランナーが、
一気にシリーズの流れをも逆転してしまう可能性は十分にある。
短期決戦ってそういうものでしょう。
だから9回ウラ、中日は1人のランナーも出してはならなかったのだ。
「8回までパーフェクトで、勿体ないから、
ランナー1人出ちゃったら代えようか…」
そんな甘ったれた考えは許されなかったのだ。
だから、落合カントクは投手を代えた。
-------
…ね?
こんな風に想像すると楽しいじゃない。
特に、ホームとアウェイの違いが選手の心理に及ぼす影響ってのを
スポーツ見る人はちゃんと想像してほしいなーって思う。
プロ選手だから常に平然としてなければならない、と声高に叫ぶ前に、
プロ選手だって1人の人間だってことを想像してあげようよ。
……
1週間後くらいに、テレビをカチャカチャ回してたら
NHKのスポーツニュースに落合カントクが出てた。
そして言った。
「勝って文句言われる分にはいいんですよ」
|
|