今年も雨の中、ホームで最終節を迎えた。
大宮ファンはおとなしかった。
去年雨の中で裸になってた赤いバカとは違う。
「TONINHO4EVER」って横断幕がとても印象的だった。
アルビレックスと言えば、
後半開始と同時に変わった試合の流れに合わせることができないまま
(またはしないまま)
ダラダラとした時間を過ごしていた。
なんだか今季よく見た光景。
もうなんにも起こりそうもないゲームを目の前にして、
スターってなんだろう、と考えていた。
たぶんスターとかヒーローとかいう言葉で表される、
「困った時になんとかしてくれるひと」を
消す選択をしたチームへ。
誰もが気付かないフリをするなら、俺が大きな声で言おう。
来季の降格候補筆頭はお前だと。
純粋なフリをするのがそれほど上手で無い俺は、
ファビーニョの退団で涙を流すことはないけれど…
今日も困った時に少しだけなんとかしてくれたひとに、
お礼を述べることだけは忘れないようにしよう。
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修正能力の不足、
または修正しなければならないことに気付くのが遅い判断能力の不足。
今季ずっと改善の兆しが見られないまま残った課題を来シーズンに引きずりながら、
最終節に負けた。
厳しい現実だ。果てしなく、でかくてどうしようもない現実だ。
普段の生活ではなかなかない
「現実をまざまざと直視されられる」体験ができるから、
サッカー観戦はやめられないんだと思った。
優勝が決まるから今日だけNHKでJリーグを見た、っていう
全国の「サッカーファンじゃない」観戦者には
絶対にわからない現実がここにある。
テレビじゃ誰も言わないローカルの現実。
そんなローカルを日々貪れることを、とても幸せに思う。
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