さぁやって来ました。
ゴールデンウィーク第2戦:アウェー北海道でハーフマラソンです。
ご期待ください。自分に。
例によってダラっと書いていこう。
●5/4 国民の休日●
紋名さんと一緒に13時の便でブーンと飛んでプアーンと札幌着いて
ゴトゴトとキタホテルに着いた。(笑)
南14西1にあるのにキタホテル。
着いたのは16時くらい。
ホテルでテレビを付けたら新潟vs川崎戦は
0-1の川崎リードでハーフタイムだった。
ほんとどっかのチームは前半で点を取られるのが好きじゃないか。
紋名さんと一旦別れて、
超遅い昼飯を食うべくホテルを出た。
したら、ちょうどその時
「船越初ゴールキター」
ってオヤジさんからメールが来た。(笑)
めでたい。もうちょっと部屋にいれば良かった。
ゴトゴトと琴似へ向かった。
お目当てのお店はスープカレー「らっきょ」。
混んでた。やっぱ有名店なんだな。
ちょうど席が空いて待たずに座れたからラッキー。
出てくるのを待ってたら
「リマ、フリーキック炸裂!」とオヤジ速報が来た(笑)。
超めでたい。
札幌に居てホーム新潟を思ふ。
そして俺はアウェー戦の真っ最中。なんだかおもしろかった。
らっきょのカレーはやっぱうまかった。
ちょっと前
「ごはんをスープにつけて食うか?」(通称「つけ食い」)
「ごはんとスープを別に食うか?」(「別食い」)
「ごはんにスープをかけて食うか?」(「かけ食い」番外。つーかこれルーカレーだ)
のどのフォームで食うか、ってことをぐだぐだ書いたが、
うまいもんはどう食ったってうめぇ!
ということでしょう。やられた。
多分、ちょっととろみがある分「つけ食い」しても
ごはんがふやける感じが気にならなかったんだと思う。
むしろ「つけ食い」したくなったもの。
いやまぁ、リトルスプーンと比べちゃうのはかわいそうなんだろな。
いやーたいへんおいしゅうござんした。
すごく腹減ってた、ってのもあるけど。空腹は最高のスパイス。
調子に乗って琴似でもう1軒カレー屋に行った。
…あんまり良くなかった。
うあーものすっごく腹が膨らんで歩きづらい。
食い歩きってきっと時間のかかる趣味なんだろなぁ、とか思った。
やっぱがんばっても1食で1店が味わう限界だもん。
飽きっぽい俺には性に合わない趣味かも。
むしろ気に入った店を2,3店見つけてひたすら行き倒す、ってことがしたい。
あーでも食い歩く人って「行き倒した店」も
必ずレパートリーにあったりするな。
わからんなぁ。俺にはできん趣味だ。
紋名さんと合流する19時半まで時間があったので
閉店したsuaの跡地に行ってみた。

薄暗かった。
紋名さんとMKで合流した。またえろげーを買った。
晩飯はリトルスプーン(笑)。
本気で動けなくなるくらい、あとちょっとでも入れたらリバースするまで食った。
やっぱ4時間で3食ってのはきついですよ〜
何しに来たんだっけ。そうかマラソンだった。
宿でどうでしょうCLASSIC→マシュー→ぽっぷこーんシネマ、とHTBを見る。
水曜に北海道にいること、ただそれだけのことに
幸せを感じます。よかった。
えーと何しに来たんだっけ。
1時半くらいに寝た。
●5/5 こどものひ●
7時にビシッと起きて、飯食って歯磨いて
真駒内に向かった。
真駒内駅で今回共に出場する水無月さん・えぞくんと合流。
それでは参りましょう。
走った。
出た大会:第17回豊平川ラン&ウォーク
部門:ハーフ男子39歳以下
パパーン。
さぁここで、おとといヴィクトリアスポーツで買った小道具のお披露目。
ひとつめ。

うしろにも日さしがついてるキャップ〜
ふたつめ。

ドリンクホルダ〜
みっつめ。

グラサン〜
それでは、これらのひみつ道具(笑)をを全部装着した画を見てみましょう。
こちら。

おおっとなんかランナーっぽい見た目になるじゃないか。
なんちゃってランナー、カタチから入ることに成功。
カタチが整った所で、ハーフマラソンのスタートであります。
パーン。
今回の俺的テーマは
「ゆっくり長く、とにかく止まらずに走る」ことであった。
今回は来月のフル初挑戦の準備として、
記録に全くこだわらず、
とにかく長く(4時間でも5時間でも)走り続けられるペースを体に感じさせよう、
というのが狙いであった。
だから目標とするペースも決めなかった。
とにかく体が「ゆっくり走ってるな」と感じるペースで走ることにした。
1kmくらい紋名さんとくっちゃべりながら走った後、
紋名さんとの距離は次第に広がっていった。
焦らない慌てない。
そうとうゆっくり走ってるので、周りのひとがどんどん追い抜いていく。
ここでひみつ道具であるグラサンをかけてたのが良かったと思った。
もともとグラサンかけた理由は
日光はランナーにとってかなりのストレスとなるもの、と聞いたから。
「日光を浴びてる!」と感じてしまうことで精神的に負担がかかって
スタミナの消費につながる、ってことなのだそうだ。
実際そんなに暑くなくても
「暑い」って勘違いしちゃうんだろうね。無意識に。
それでグラサンかけるとまぶしくない分
勘違いをしにくくなる、ってわけだ。
さらに俺的にはもうひとつ効果があった。
ガンガン抜かれてることが気にならないんだね。
やっぱ抜くと嬉しいし、抜かれると悔しくて焦る。無意識に。
けどグラサンかけて
周りの世界に対してフィルタをかけることで
たくさんの人の中にいながら独りになれた気がした。
プライベートな領域に自分を置くことができた、と言うか。
誰にも邪魔されず独りがんばるのが得意なサトサンズには
好都合だと思うわけっす。
いいね、グラサン。なんでもっと早くかけなかったんだろうって感じだ。
あとは長年の夢だった「眼鏡の位置を直す」仕草ができるし。
あとは(ちょっと古いけど)投げ捨てることで
スパートするスイッチを入れることができるし。
グラサンいいな。
晴れた日のマラソンには手放せないグッズとなった。
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11km辺りの折り返し点が近づいてきた。
(注:行き帰りが同じコースではないのだ)
記憶と記録が確かならば、
5km地点で31分ちょい、
10km地点で1時間3分くらい、
くらいの通過タイムだった。
大体、キロ6分10秒〜6分20秒のペースで来たことになる。
思ったより速い。キロ7分とかかかってもいい、と思ってたからだ。
いい天気。
陽射しは結構強いみたい(グラサンしてるから曖昧)だけど、
気温は高くない。10度くらいだったかな。
風が結構吹いてて体に熱さが溜まらない。
体が良く動く。そんな気配があった。
折り返しをした紋名さんとすれ違った。(紋名さんは気付いていなかったろう)
俺が折り返すまでにはまだ5、600mくらい距離があった。
なんか、ゆっくりペースで走ってるのが勿体ないような気がしてきた。
せっかく気候の条件が良くて
ひみつ道具も揃ってて、体の調子も悪くない。
好条件が揃っていることに気がついた。
心だけが、勝負に挑む姿勢を持っていなかったのかもしれない。
ずっとセーブして走ってたので、後半で勝負する力は残っている。
きっと、「セーブして最後まで走る」なんてことができないんだわ。
ダメなんだね。
知らず知らずのうちに、距離に合わせたトータルな作戦を実行しようとしてしまう。
そうなるように体が望んでしまう。
「今日は○○kmのつもりで走ろう」とかレース前に考えてても
テンションが上がってくると「あと■km、どう攻めるか?」と
計算を始める。これほんと。
クヨクヨ考えるのほんと好きなんですわ。
まぁ、いくらクヨクヨ考えても
コンディションが整っていなければ
途中で飽きてやめたくなったりするんだけど。
または精神的な状態がよろしくないと
無理難題を体の方にふっかけてしまってあえなくリタイヤ、ってことにもなろう。
折り返し点を過ぎる。
やはり後半は少し勝負に出てみようと思った。
どこまで行けるか?
そしてあわよくば、遥か前方にいる紋名さんを抜くことができたなら…
後々考えてみると、もっと遥か前方にいる(後日談:2km以上の差があった)
水無月さんのことは頭の片隅にもなかった。
おもしろい。
ごぼう抜きが始まった。
周りと明らかにペースが違う俺。
そんな俺の違和感にすら気にならない。
グラサンをかけているからだ。
さぁここでひみつ道具part2・ドリンクホルダーが活躍しだした。
好きなときに水分が補給できる。
これはむしろ精神的な支えになると思う。
事実、日本平の時山頂付近で
カーーっと顔が熱くなってきて、
脱水症状っぽくなってきて
「給水所まだ?給水所まだ?」と悶えながら走った区間があった。
正確には脱水症状っぽいかも、と思ってしまうことで
精神的な余裕がなくなるのが問題でなんだろう。
こういう「精神的に負担になりそうな部分」を
少しでも取り除くことができないかなーと思ったのが
今回のひみつ道具の採用のきっかけなわけだ。
給水所では水しかもらえないので、
それは首筋と頭と顔にかけて、飲むのはドリンクホルダーのポカリ。
そういう構図で11km以降は走りを進めた。
ハーフは大体いつも15〜16km地点で足が止まってしまうので
今回もその辺を越えられるかが焦点だと思った。
1キロごとの看板が出てくるたびにペースをチェック。
攻めるならばキロ5分50秒〜40秒、
キープするならばキロ6分。
大体そのくらいのペースで走れることを確認した。
そしてこのペースのキープをどこでブレイクするか?
つまりスパートモードに体を移行するのはどの地点か。
距離は長いから焦って仕掛けたくはない。
体の様子を見ながら、ごぼう抜きは続いた。
問題の16km。
足が止まることもなく、ペースのキープはできている。
だが油断は禁物。焦りも禁物。
心をなるべく波立たせず、
かといってごぼう抜きはやめず。
このときの精神と肉体の安定感は
かってなく高いレヴェルにあったのかもしれない。
状態がいい。良く体が動いてくれていた。
少しずつ足に疲労が来ているが、
バーンと止まってしまうほどではない。
ついてこい、と足に向かって呟いた。
精神の状態が非常にいい。
だから、痛みを訴えだしているのはわかるけど、
なんとか最後まで俺に付いてきて欲しい。
そう、足に願った。
残り3km。
はっきりと意識はしなかったけど、
おそらくここで「ペースをキープしよう」って気が無くなったと思う。
ロングスパートの予感。
以後、時計を見る機会は殆ど無くなった。
残り2km、残り1km。
息は既に上がっているが、止まるほどではない。
レース後半でプランを変えたにも関わらず、
当初のテーマ「止まらない」も遂行できる。
とても良いレースにできた感触があった。
ただ、仲間うちでは一番遅かったんだけどね。
ゴール。
2時間7分8秒。
ゆっくり走ろうとか言ってたくせに
ハーフの自己ベストを叩き出した。
さすがは天の邪鬼サトサンズ。
「がんばらない」と言ってる時がいちばんがんばるんだこいつ。
大変良かったのではないでしょーか。
みなさんお疲れ様でした。
10kmに出て「だめだ、鼻で息ができない」と倒れこんだ
風邪気味えぞくんの、それでも途中でやめなかった根性に乾杯。
マラソンの後はどうしたっけ。
札幌駅に戻ってヨドバシ行って
白石に出てガストまで行こうとして1回迷ったりしたんだった、かな。
帰りは電車・飛行機とも例によって爆睡王のワタクシでありました。
よぉしいい状態でハーフを走ることができた。
来月はいよいよフルに初挑戦。
ごまかしの効かない戦いになる。そんな気がしています。
できる限りいい準備をしたい。
練習する時間があまり取れないとしても、
やれることはやってから挑みたい。
限界を超えたとき、俺はそこに何を見るのか?
未だ見ぬ領域へ。
ゴールテープのその先へ。
ではまた来月。スープカレー食いに来ます(違)。 |
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