エス佐藤について2003


23歳になりました。


ぐだぐだと、自分について説明も、言い訳も、
する意味ないしする必要がなくなったんだなーと、思います。

いや、このページ「エス佐藤について」がもういらなくなった、
という意味ではない。
ただ、自分がどういう人間(だと自分で思っている)か、を
改めて書き出して、確認することには
なんの機能もないんじゃないかしら、と思ったのだ。

大切なのは「何ができるか」、だと思うのだ。
思い始めている。

「何ができるか」については、
自分をはっきり捉えきれてないんだなぁ、と思う。
自分がどういう性質を持つか、ばかり確認してきた俺が、
次に進むべきレベル。

俺は何ができるのかな?
俺は何ができないのかな?

…なんだろう。


自分がやったことについて、
とやかく言われるのが当たり前になってきています。
自分の好き勝手やって満足してそれでよかった季節は
終わったのです。

それは、悲しいことでも嬉しいことでもなく、
悪いことでもいいことでもない。
変化が起こっただけ。それだけ。

ただ、それによって、
今まで築いてきた、大したことのない俺のカタチが
崩れてしまうのは事実です。

いちばん大きいのは、
文章を、自分の好き勝手書いて満足してそれでよかった季節が
終わってしまったこと。

ささやかに築きあげ、密かに誇りのあったこの文たちに、
別れを告げなければならないこと。

ちょっと、寂しいね。これは。素直に。

だから、最後にこのページで自分の文を書きたかった。
今書いてる。
普段通り、だね。
何も作られていない、素直な、自分通り。


やっぱり、思ってた通り、
社会人はお金あるけど時間が足りない、ってもののようです。
ほんとに足りないのかどうかは確信していないけど、
やっぱり足りないみたい。

だから、これまでみたいに丁寧に、モノを、記録を残すことは
できなくなった。
けど、俺の体と心が動く限り、俺が俺であり続ける限り、
記憶を刻み込んで行くことはできる。

これまでのように。
これまで以上に。

たくさんの記憶を、刻みたいね。


なんにも失ってないよ。大丈夫。
そう、強がっていさせてくれ。

まだ、穏やかに日々を刻んでいくことは、できそうも、なかった。



神奈川県 / エス佐藤(23)



おきば