・・・ SKIT ・・・

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前置き。
面倒でしょうが、とりあえずお読みくださいませ。

*以下の前文に少しでも引っかかった方は、お戻り下さい*

義務教育を修了していない年齢の方。BLとか苦手な方。
呟く場所がベッドの上なだけで、内容は当サイトお馴染みのむずがゆい会話です。
いつも以上に話の筋はありません。

……よござんすか?









■夢より甘く

 目覚めると、見慣れた顔がこちらを覗き込んでいる。久しく見ないほどの満面の笑顔で。

「いま、寝言でぼくの名前を呼んでいらっしゃいましたよ」
「ああ……夢に出てきた」
「どんな夢でしたか?」
「出会った頃の……まだ少年のお前を抱く夢だった」

 問われたから正直に答えたのに、機嫌を損ねたようだ。表情が一瞬で曇る。

「今のぼくでは、ご不満ですか?」
「そんな訳ないだろう」

 その肌に手を延べ、指先で自らのつけた印をなぞる。胸元に散る、紅い痕を。
 独占欲と恋着の証。他の誰にも、こんなことはしない。

 昨夜の記憶が甦ったか頬を染め小さく震えたが、強情な恋人はなおも不機嫌な顔をつくりながら呟く。

「あなたのせいですよ。ぼくは構わないって……ずっと前から言っていたのに」
「そう易々と子どもに手出しできるか」
「初めてお会いしたときから、ぼくは“子ども”ではありませんでしたよ」

 仰向けに寝る俺の顔の横に手をついて、覆い被さるように身を寄せてくる。軽く音をたてて唇が重ねられた。
 そのまま抱き寄せて体を反転させ、下に組み敷く。
 掴んだ腕は細い。成人して骨格がしっかりしてきても、どこか少年らしさを感じさせる体。吸い寄せられるように、その肌に口づけた。

 夢の中ではさらに華奢だった。
 15の頃のこいつは小柄で年齢よりも幼く見える容貌で、筋肉はあまりついておらず、肌はいっそう瑞々しく滑らかだった。
 幼さの残る顔は羞恥と快楽の狭間で朱に染まり、潤んだ目からは涙が溢れる。
 揺さぶられながら、か細い声で繰り返し呼ぶのは、俺の名。
 ──夢にしては生々しい記憶。出会った頃からずっと、この体を愛しつづけてきたような錯覚。

「ジョルジュさん」

 唇と舌でその肌をじっくり味わっていると、夢の中よりも幾分落ち着いた声で名を呼ばれた。
 先を乞うように、期待を込めた眼差しでこちらを見る、艶を含んだ緑の光。
 その閃きに灼かれるように、胸が熱くなる。

 深く口づけていると、背に手が回り引き寄せられる。胸がひたと合わされば、逸る鼓動が伝わり、同時に互いが昂ってくるのを感じる。

「ジョルジュさん……」

 先ほどよりも、切羽詰まった声音で名を呼ばれる。
 背筋をのぼってくる、夢の中よりも熱い衝動。

 情があるから欲するのか、肌を合わせるから情が増すのか、分からない。
 それでも目の前の存在が愛しくて堪らない。

 枕辺の匂い蝋燭や香油よりも、夢よりも甘い心地で、飽きることなく互いを求め合った。



  • 出会って間もない、まだ15のゴードンを遠慮なく頂いちゃうジョルジュさんもアリだと思うのです。むしろ積極的に見たい&読みたいです。どなたか、ぜひぜひプリーズ。

20150507up


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