・・・ SKIT ・・・

小ネタTOPにもどる

■かける

ぱん!と、音をさせ自らの頬を震える両手で叩いた。

────考えて!

護らなくてはならないものを。
自分の使命を。

一番大切なものは、何なのか。
ぼくがぼくでいられる、心の基は何なのかを。

自分にできることを、考えて。
自分のなすべきことを、考えて。

主君や仲間を護り戦いを勝利に導くため、力を尽くさなくてはならない。
でも、あの人を失ったら、きっと後悔する。
どちらを選んだとしても、もう片方を切り捨てたら、ぼくは、ぼくでなくなる。

国を、主君を愛する気持ちと、あの人を慕う気持ちを、天秤にかけることなどぼくにはできない。

────ああ、できないんだ。



さあっと、心が和いだ。



不安気にぼくを見つめている弟の視線に気付き、微笑みを返す。

自分の主を、自分の師を、信じよう。
ぼくが賭けられるものは、ただひとつ。
ぼくが為すべきことは、ただひとつ。
いつか見えたと思った道は、今でも真っ直ぐ目の前にあるから、あの光に向かい駆けていこう。

「王子、お願いがあります」

自分でも驚くほど、声は静かに落ち着いていた。



  • へろへろでよわよわなんだけど、がんばるゴードンが好き。でも自分が書くと、かゆいよー、かゆいよー。
    絵にしたらきっともっと、しょぼいよー、しょぼいよー。
  • 実際に8章をプレイするときには、いつもゴードンは自軍最強になってます(CC済)。アリティア一の弓使いって呼ばれてますから! ……まあ、すぐにライアンに抜かれちゃうんですけど(お約束)。

20110911up(原文入力:201103)

小ネタTOPにもどる

TOPMEIN MENUごあいさつmail