兵庫クルミの里kawasakiミーティング・・ZL400
2003.9

Kawasakiである。


男Kawasakiである。


デニム生地のベストやら、黒革のウェアで身を固めたオッサン、ニーチャンが一杯なのである。
そんでもって、いかにも!な流し目くれた奴なんかが写真に収まっているのである。
男Kawasakiだぜ!とか言いながらも群れて写真に写っているんである。

いや、冒頭から失敬失敬。
き、きみ、失禁だぞ!きみぃ!
などと親父ギャグを言わないでもよろしい。
先に書いたのは、わしが10代、20代の頃にKawasaki及びそのライダーに持っていた偏見である。
レーサーレプリカ全盛時代
髪にはTECH21ムースをつけ、駆るはYAMAHAのFZRかTZRか
被るはARAIのラパイドVなんて男には、当時そうとしか思えなかったのだよ。
NINJAも興味が持てなかったし、唯一Kawasakiで面白そうだなと思えたのはZL900位のものでね
それとて隣にスズキのγやホンダのNSRを並べられりゃ、見向きもしなかったろうと
ま、そんなニーちゃんには、Kawasakiマガジンなどで眼にするミーティング写真などは
ケッ、ペッペッ、何かこいつら気色悪いな、ペッペッ
てなものだったんである。
これすごく素直に、当時の純情潔癖少年時代を思い起こして書いておるのであるからして
決して怒らないように、怒ったら怒り返すぞ、このオトコカワサキヤローめっ!

8月某日、MOTOWINSの店長が訊いたのである。
「久さん、KAZEギャルに逢いに行きませんか?」と
KAZEギャルというのは、Kawasakiのレースクイーンである。
パラソルなんかさしちゃってニッコリ微笑んだりするんである。
たとえレースクイーン目当ての男共が鼻息も荒く、ローアングルでハァハァとカメラを構えていようとも
彼女らはニッコリとその健康美溢れる肢体を
どう!?キレイでしょう?本当ならあんたらなんかアタシの傍にも寄っちゃいけないのよ!
ってな具合に、いかにもやっつけでモデルウォーキングを覚えましたってな歩き方で
時に危なげに、時にセクシーにサーキットを闊歩するんである。
店長に、「逢いに行きませんか?」と問われたわしは答えた。
「出張があるからなあ、ま、仕事がなければ参加してもいいな」
(ハァハァハァ、ワシゼッタイニイクモンネ。カゼギャル、フトモモ、ハァハァ)
そんなわしの内心を見透かしたかどうか、店長は言ってくれたのである。
「一応、前もって人数登録しないといけないので、登録しておきますね」
「うん☆ ヨロシクッ!」

ということで、行ってきたのだ。
Kawasakiミーティング in クルミの里
メンバーは、MOTOWINS店長、店長の同級生にしてお店の常連でもある方々3名、そして私怒旋風久四郎の5名。
集合は朝7時にMOTOWINS。
前夜まで、男と女の間にある深くて暗い河を渡ろか、渡るまいか。いやさ渡ってきて!と言われて渡るとまた船に穴を開けられていたり
いきなり石を投げられたりと、ま、このぉ、わしゃもう知らんぞ!気にはなるけどな・・・
ええい!俺は走るぞ!走るぞ!走るぞ!走るぞ!走るぞ!走るぞ!走るぞ!・・・
修行するぞ!修行するぞ!修行するぞ!修行するぞ!修行するぞ!修行するぞ!・・・ん・・・
何やら頭に電線巻きつけているようなことを書いてしまったが、わしが頭に被るのはSHOEIのZ4だ。

店長-ZR7、同級生方々-ZZR250、セロー、エリミネーター250V。
ツーリングに慣れてない方もいるとのことで、ゆっくり行きましょうと話し合う。
しかし先頭の店長が飛ばす飛ばす、さすがに教習所の走行会で指導員を追い掛け回した挙句、こけさせてしまったという男である。
ま、同級生にしてお店の常連である方々であるし、店長が行くなら良いかとそれに続く。
あっという間に後続2台は影も形も見えなくなってしまった。
途中、何度か休憩を挟みつつ
天滝などを観光しつつも、9時40分にクルミの里到着。
ついこの間までKawasakiの社員であった店長は、イベント運営の方々に挨拶まわりをしたりして、忙しそうだ。

ううむ、これがあの Kawasakiミーティング であるか・・・
別段「いかにも男Kawasaki!」な人間は左程見当らんのう。
それどころかなかなかに楽しかったのだ。
KAZEギャルの控え室はどこじゃ!この暑い最中大変であろう!わしが飲み物でも差し入れに行ってやろう。
店長、控え室はあのログハウスか?
などと騒ぎ、「いや、ちゃんとそういう係りの人いますから」と宥められつつ
輪投げやら空き缶立てやらをして遊んでおったのだ。

おうおう、KAZEギャルであるが
よく雑誌なで見ると、失礼ながらばらつきがあるのを疑問に思っておった。
そこで出発前に、店長に皆して話しておったのである。
「店長、本社に電話してキレイどころだけにしとけって言っといてくれ」
クルミの里に来られていたKAZEギャル三人は、皆さん大変に可愛らしくも美しい方ばかりであった。
「久さん、ラッキーでしたね。三人共本物のレースクイーンですよ」

いや、これわしが撮ったんだが、その、あの、恥ずかしいもんじゃのう。
「写真撮らせて下さい!」と言うだけなのだが、何やら己がカメラ小僧にでもなったような気持ちでな・・・
お、俺は何をしておるのか!などと激しく自己嫌悪に陥りかけつつも、可愛かったなあ・・・ウヘヘヘヘ
そんなこんなで、いい一日であった。

と、それで一日で終わるわけではなく
最後のイベントたるムカデ競争があるのだ。
これにはチームMOTOWINSとして出場するのだ。
店長の知り合いである司会担当の営業さんも煽るんである。
「さあ、このムカデ競争の為に遠くからお越しのMOTOWINSさんです!」
い、いや、わしはKAZEギャルに逢えたんでもういいし、ええ?ムカデ競争聞いてなかったぞ!
などという間に、ステージへ上がりスタート。
予選3位で通過。
1位じゃないのか?と思っていたのだがな・・・
まあ、よろしい。男はいつだって本番で勝負なのだ。
ということで、無事優勝。
優勝商品のKawasakiロゴ入りライムグリーンのバッグ(持ち歩けん)を、KAZEギャルが手渡してくれる。
不躾と思いつつも、見つめてしまった。
いやあ、顔が小さいのね、可愛いのね、きれいだった☆

川重の食堂関係を一手に扱う川重食堂の出店で、焼きソバ、アイスクリーム、おでん、おにぎり、カキ氷などを食う。
そして最後の記念撮影を終え、イベント終了。
(この記念写真を昔の俺のような男が見れば、やはり言うのだろうか・・・ケッ、やっぱりKawasaki乗りって・・・)

R429の厳しくも楽しきワインディングを店長に離されまいと走る。
バックステップをビートフルバンクに変えた為、サイドスタンドも変えたのであるが(XJR400の物に変更。
(純正だと足でスッとサイドスタンドを出せなかったのだ)
こいつが削れる削れる。何せ懐かしのステップ削れとは少し乗り手に伝わる感触が違うもので、ドキッとしてしまった。
右コーナーではつま先を擦りそうになってしまうし、ううむ・・・
でもこれはこれで、「コイツをどう走らせれば気持ちよくいけるであろうか?」などと考えるのも楽しいものである。
速く走りたいとか、そういうことではなく、気持ちよく走りたいだけなのである。

峠を降り、後陣待ちをしつつ煙草を吸い少し休憩。
で、またもや中々に厳しくも楽しく、そして何より素晴らしき景色を目にしつつ、生野銀山へ。
青い空に大きな雲、そしてなだらかな下りの直線道
そんな時、頭上をパラグライダーが旋回していたりしてな
5,6機が降り場を目指し、旋回していたのだ。
その下を走り抜けるライダー達(傍目にはいい風景だが、実は汗臭いのだ。これはパラグライダーも同じかもしれんが)
写真にでも残せば良かったと、生野銀山湖の休憩で寄った喫茶店で話す。

銀山湖では、何やら釣りの集まりがあったらしく、路肩は車で埋まっていた。

MOTOWINSに到着した時には、後続と30分近くも差がついていた。
店長に
「いいのか?」
と尋ねるも、
「いいんです」
安心する。
(あー、この時は同級生方々が居たからであって、これ以降のお店ツーリングではこんなことは決してない。ご安心されたし)

皆して近所で夕食を共にし、店で何だかんだと話しつつ解散。
距離にして280km程度。
休憩も多く、イベントがメインのプチツーリングであったが、
時にはこうした気の置けない方々とのツーリングもいいものだと再認識した次第。
KAZEギャル、可愛かったしな・・・ウフ