比較サイト WEB小説<蒼天にあがる月>

完結の挨拶


 この作品『蒼天にあがる月』は、2007年の冬に連載を始めました。

 思い付いたというよりは、昔から覚えていた何かを吐き出すように打ち始め、ただひたすら頭の中の記憶を辿るようにして連載を続けてきました。
プロットという言葉すら知らず、とにかくただ頭の中から取り出す作業……。
全てを一気に文字にしてカタチにするにはあまりに物語が長すぎて、ある時期、ユウヒの即位までで一区切りにしようと決めました。

 何かの縁でこの作品を見つけて下さり、連載開始直後からずっと通い続けて下さった方。
 連載途中でこの長い物語を夜中、明け方近くまでかけて一気読みして下さり、その後も通って下さった方。時間を見つけては通って下さり、少しずつ少しずつ読み進めて下さった方。
 ネットで知り合って、折に触れ感想を送ってくれたON友の皆さん。OSもケータイも新しいモノに移り変わり、どんどんいろいろ変わっていく中で変わらず遊びに来て下さった方々。
 そしてもちろん、家事そっちのけで文字を撃ち続ける私をそのままにしておいてくれたリーダーと作品について一緒に話をしてくれた息子達。そんな多くの人達に支えてもらって、ようやくこの日を迎える事ができました。

 若干の肩透かし感を孕んだ幕引きとなりましたが、この4年と数ヶ月もの間ずっと続けてこられたのは、間違いなく貴重な時間を割いて当サイトに足を運んで下さった皆様のおかげです。

 先日のブログでも書きましたが、ユウヒの物語はまだまだ続きます。
物語の続きはまだ頭の中で文字になる日を待っている状態ですが、ユウヒ達はまた必ずここに戻ってきます。
その時にはまたお知らせいたしますので、良かったらまた彼女達に会いに来て下さい。
ただ公開までは、もうしばらくお待ち下さい。頑張ってまた時間を捻出しますから!

 今日、『蒼天にあがる月』は、一旦幕をおろします。
長い間お付き合い下さって、本当にありがとうございました。


2012.4.15(日)晴れ
【 蒼天 】 管理人 鏑矢トシキ