
ミラクル・ドリームかいじゅう物語 小6 リザードン
ある家にかいじゅうの大好きな女の子がいました。その子は、いつも学校にいくと、男の子がきて、わる口をいっていくのでした。その子の名前は、岩神・夏目でした。
そして、ある真夜中のことでした。外がさわがしいので夏目は、不思議に思って、外へ出ました。すると、なっなんと、いるはずのないかいじゅうが、なにかがやがや話していたのです。
夏目は、「ミラクル・ドリームだわ。」と思いました。まさに、ミラクルドリーム、きせきのゆめだったんです。よろこびのあまり、外へとび出しました。そして、かいじゅうにとびのっていたんです。かいじゅうのおどろきようといったら、ありません。かいじゅうは3とういました。一番大きいのは、プテラリオノドントサウルスという名前で、二番目は、ミスティオプテラノドン、そして一番小さいのは、プテラティラノサウルスという名前です。
夏目は、うれしくて、うれしくて気ぜつしそうでした。だけど大大好きなかいじゅうがいるのに気ぜつなんかしたくないと思って、気ぜつしないように、ガンバりました。そのあとたえきれなくなってとうとう、気ぜつしてしまいました。
きづいてみるとそこは、暗い、空の上でした。そして、どこかぜんぜん知らない所につきました。そこは、さっきよりももっと暗くて下が、上が、そして前もが、みえなかったんです。けど、かいじゅうたちはなおも、おくへ、おくへ、暗いところへ暗いところへとどんどん歩いていくのでした。
少したってこんどは、最も仲まらしい生き物がいっぱいいる所へ出ました。そこには、明かりがともっていたので、よーく見えたんです。「ウワァ〜〜」それをみるなり夏目は、さけびました。そこにいた生き物たちは、夏目をみるなりさけびました。
「か〜わい〜いっ」と。
夏目は、顔がぽっ、と赤くなりました。
プテラリオノドントサウルスが言いました。
「今日から仲まになった夏目ちゃんだ。仲よくしてやってくれよ。」
夏目は、おどろきました。仲まになるなんて聞いてなかったんです。するとプテラリオノドントサウルスが、
「夏目ちゃんおどかしてごめんよ。でも、きみのうちの外で話してたのは、きみを仲ま にしようって話だったんだよ。仲まに、なってくれるよな。夏目ちゃ〜ん。」
夏目は、「うっうん。でも、学校は?」
「学校?!ああ。それなら、もういかなくていいんだよ。
だってオレたちの仲まだろ。」
「うん…。」と夏目が言うと、まわりがパァッと明るくなって
あなのあいた、箱がでてきました。すると、かいじゅうたちが 「この箱の中には、だれがだれといっしょのへやで行動するか
のくじがはいってんだ。」といいました。
「もし夏目ちゃんがオレたちの仲まになりたけりゃくじをひく
んだ。もしいやなら、ひくんじゃないぞ。」
夏目は、考えました。なぜなら、このことは、夢じゃなくて
本当におこっていることだったからです。「う〜ん」夏目は考え
ました。さらに考えて、
「うん!ひくっなかまになるっ。」といったんです。
「いいのか?もう、友だち、お母さんやおや、家ぞくにもあんまりあえないぞっそれで もか?」
「うん。いい。いいもん。」
「よし、ならひけ。くじをひくんだ。」
「は〜〜〜い。」
「…………………。」
するとみーんなしんけんな顔になって夏目を見おろしました。
「あっプテラリオノドントサウルスさんとだーっわーい、わーい。」 みんなは、はくしゅかっさいでした。そして、その日から、夏目は、かいじゅうたちとくらすことになったのです。
ところがある日のことでした。あいての動物ぐんだんがせめてきたのです。あいてのリーダーはゴリラの中でもっともつよい最強のゴリラでした。
「う〜うむ」とかいじゅうたちはうなっていました。にらみあって、にらみあって、にらみあって、とうとう戦いが始まってしまったのです。
「うガァー」「ガオーッ」
ゴリラとかいじゅうのけっせんです。
朝になりました。なんとゴリラは消えてしまったんです。そして、めでたくかいじゅうがかちました。そしてすえながーくたいそう仲よく夏目とかいじゅうたちは、みーんなしてくらしました。と、その日のことでした、夏目のようすがへんだと思うとすぐピカーっと光って夏目までかいじゅうになっていました。
そしてそのあとは、なにもおこらずへいわでれいせいな国にもどったのです。みんなはよろこんで、「わーい」、「よっしゃあ」とか「すごーい」とかいいました。いつまでもこんなへいわの国であるよう、なかよしであるようねがうのでした。
みなさんも自分の好きなこと、生き物ややってみたい、なってみたい生き物があったら、そうぞうして、自分は、なっていると思い、なりきってみましょう。きっと、その願いはかなうはずです。
緑の物語
中3 文月琴葉
第一話
カーテンのすき間からもれる朝の太陽が眩しくて目が覚めた。こんなの久しぶりだった。カーテンをいきおいよく開けた。光がもっと強くなった。窓の外は、どこまでも広がる青い空、その中にぽっかり浮かぶふわふわな白い雲と朝日、その下には地平線まで見える草原。その中に数本の木がある。その中に人の手が作りだした家が所々にポツリポツリとある。そんな景色の空気を胸いっぱいに吸う。そのまま風船のように飛んでいけるような気がした。
カランカラン…カランカラン…母だ。家はペンションをしていて、旅人の人たちがよく利用してくれている。このペンションは小さいわりには繁盛している。母一人子一人の母子家庭で、父は私が物心つく前に死んでしまった。だけど、何一つ不自由はしていない。母はとっても働き者で裏には小さな畑もやっている。お客さんにはこの新鮮な野菜がウケているらしい。あと、旅人にウケているもう一つの理由はきっとアットホームな感じがまたいいらしい。
あっ、そういえば私の名前はジェイド・クロウム・ロード。こんな自然豊かなところでもちゃんと村もあって、名前はアニティドウト村といってこの名前の由来はこの野原にアニティドウトという毒消しの草がたくさんはえているとこからきてるとか。家という家の庭にもはえていて旅人に旅の無事とまた来てくれることを願ってあげているのだ。
あっ早く朝食を食べなくては!学校に遅れてしまう。学校とは4年制で全校あわせても42名。こんなど田舎でも学校があるのだけましというけど…。そうこうしているうちに着替えも終わって下へおりると、きのうから泊まっているお客さんが4,5人すわって食べている。
「おはようございます。」「おはよう。」
この人たちは一つのパーティーらしい。あまり経験はなさそうだ。目の前にだされた朝食にまるでおなかのすいた犬のようにかぶりついた。いそいで食べ終わると、いそいで顔を洗って歯をみがいた。
「いってきまーす。」「いってらっしゃい。」
と言うか言わないかのときにバックをもって走った。走っても学校まで20分。ちこくまで20分。ギリギリだー。
キーンコーンカーンコーン
なり終わるか終わらないか、その時に教室に入った。息はまだゼイゼイいっている。
「ジェイド!」
さっそく話しかけてきたのは、私の親友のアガットだ。
「おはよう、アガット。」
「おはよう、ジェイド。こんなにおそいのはめずらしいから心配したんだよ。」
「ありがとう。ごめんね。」
そんな話をしている間に先生がきて、授業がはじまった。
4時間目もやっと終わりやっと給食だ。
「ねえねえジェイド。」
「なに?」
「もう進路決めた?」
進路とは4年生になるとかならず決めなければならない。
「ん?私はねえ旅人になりたい。」
「えーー!ジェイドが?」
普段はおとなしいロングヘアのアガットが大きい
声でおどろく。よほどおどろいたらしい。
「ひどい。なんでよう。」
「ペンションをつぐかと思った。」
「そうゆうアガットはどうなの?」
「私はもう一年勉強しようかなぁ。」
この学校は4年制と言ったけれど、もう1年、希望すれば勉強ができるのだ。アガットは頭がいいからきっとぴったりだ。
「おたがい頑張ろうね!」
おたがいの未来に希望と不安をかかえてそっと約束をかわした。その約束とは… 次回へ
月の歌の物語 第1話 中2 晶子
その店を見つけたのは、7月19日、中二の1学期が終わって家に帰る道を歩いている時のことだった。カバンに入っていたのは通知表だけだったし、成績もそれほど悪くなく、それどころか一年の時と比べて上がっていたほどだったので体まで軽くなったような気がして浮かれた気分で歩いていた。
そして、もうすぐ商店街をぬけて家の前の坂にさしかかるというところまで来たとき、見慣れない路地を見つけた。
その路地は本屋と電気屋の間を通り、奥の方へ続いていた。しかし、ここからだと奥がどうなっているのかはわからない。
(ちょっとのぞいてみようかな…)
私は好奇心でいっぱいになった。
この商店街なら通学路だから毎日通っている。しかも本好きの私はいつもこの本屋に来ている。おかげで店のおじさんに顔を覚えられてしまった。こんな路地があったのなら見落とすわけがない。
考えるより先に体が動いていた。私は、路地に向かって歩き出した。
「やあ由美ちゃん。今日は何の本を買いにきたんだい。」
店から出てきたおじさんに声をかけられたが、答えずに私は路地へとはいっていった。無視したのは悪かったかなとも思ったけど、体が勝手に動く。
奥へ奥へと進んでいくうちに、だんだん不安になってきた。いったいどこまで続いてるのだろう。人通りも全く無い。両側は高いレンガのかべで向こう側は見えないし、道もいつの間にかコンクリートから硬い土に変わっている。
もう帰ろう、そう思ったときだった。レンガのかべが消え、広場のような場所に出た。その広場の中央に、小さなお店があった。小物を売っているらしい。店頭の台の上に、オルゴールや手鏡などが置いてあった。人の気配はない。
初めてその店に出会った時はそんな感じだった。
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