3  聡志

燐光人間その男の名は,静請(せいしょう) (つとむ)と言います。その男は、自分の存在、劫と言う存在を永久に

残しておきたかったのです…

 

所変わってここは警察本部。署長:(かのえ) 靜詫篭(じょうたくろう)は、

「最近、不思議な事件が多発してる様だが…」と、副署長:久遠(くどう) 擾燦(ゆうごう)に言いました。

「あの燐光事件ですね?」

「うむ、蒼い燐光人間事件だ。私は変に思い、過去の記録を調べてみたんだ。」

「はい。」「すると,驚くべき結果が出たんだ。」「というと?」

「なんと、1974127日、1985年4月14日に、同じ事件が起きて居たんだよ。」「やはり…

「燐光人間を捕まえて見るしかないな。」「はい。」こうして、燐光人間捕獲作戦が始まったのです。

 

時は矢の様に過ぎ去り,夜9時。

「いくぞ。」「はい。」ギギィィィー―

総勢百五十人の警察達がドア―を開けた。「よし。1974年、1985年の事件現場は

同じ所で起きている。そこへ行って見よう。」百五十人の警察達は、八丁目の酒屋

さんの所で待機した。15分後、「なにも起きない…」久遠が言った。30分後,

「変だな…」署長がつぶやいた。1時間後、「変です…」久遠が言いかけた瞬間、

「うわあーっ!!」向うで悲鳴が上がった。「どうした!!」そこにはパトロール中の警官

:織田がいた。

「なんだ!!」「り、燐光人間…」

「何!?」「突然現れました。私に水の用な物を渡すと…」

「形は?」「人…」そう言って織田は気絶してしまいました。

「現れたか…」久遠はあの事を思い出しました。「共通点がある…」そう考えて

いた所、「アッ!!」署長が思いついたように言いました「静請!!」「誰ですか!?

「江戸時代に、静請 劫と言う男がいた。後世の歴史には載っていないが、

とても威厳が在る男だったらしい。水を人に渡すのが癖だったようだ。」「変な癖

ですねえ。」

「体を蒼く光らせ,不死身になる術を使う事が出来た男だ。」

「じゃああれは…」「おまけに、清請は死んだ日と誕生日だけに出てくる。誕生日

127日,死んだ日は4月14日だ。」

「事件の日!!しかも今日は127日だ!!

皆がボーゼンとした。

「しかし署長さん、後世の歴史にも載ってないのに,よくお知りですねえ。」目の覚めた織田が言った。

「そう言えばそうですねえ。」久遠が言った。

「何故知ってるかって?そんな事どうでもいいじゃないか。それより燐光人間の後を追おう」

「やはり…」久遠が思った。そう考えつつも、皆で燐光人間を追った。しかし、何処にも

居なかったのである。

「仕方が無い。帰るとするか。織田も来るか。」「はい…」

そして時は光の様に過ぎ去り,414日。「いくぞ。」今度は夜9時半に行くことにした。

!」久遠が言った。「八町目の所は、確か昔城があった場所だぞ!!」皆がざわめき始めた。

ざわざわしながらも八町目の酒屋にいって見た。

「む!?」署長が驚いた様に言った。

「今、あそこが光った!!」「何処ですか!?」「森の東側の奥だ!!」「言って見ましょう!!

その時、「うわあー―――っ」「またか!」署長が言った。「ちょっと行って来る。」

ザッザッザッ…「ぎゃーっ!!」「なんだ!?」行って見ると、そこに署長の姿は無かった。

「署長―」「署長―!」いくら呼んでも返事はこない。

「あれ?じゃあさっき悲鳴を上げたのは誰?」1人の警察官が言った。

その一言で皆がシーンとした。「確かに…」

その時,「うーむ…」うめき声がも森に響いた。「この声は署長!!」「北北東からだ!!」

皆急いで北北東に行った。声は行く程大きくなるが、姿は見えない。

「しまった!!道に迷ったぞ!!」「やられた!!これは燐光人間の罠だ!!」「どうする?」

織田が言った。「ここは…」またも久遠が言おうとした時、燐光人間が現れた。

「後を追え―っ!!」だが必死で逃げる燐光人間。またも燐光人間を逃がしてしまった。

 

その夜、会議が開かれた。

久遠が言った。「今度の127日…」「静請とは誰か?」

そう言う問題が沢山浮き上がった。「まず署長を助け出そう。」「127日に、行こう。」

「おう!!」会議は終わった。そして127日―また八丁目で待機した。

「ん?」「どうした?」「変な音がした。」「東の森…」「そこにいくぞ!!」「はい!!」皆そこへ

行った。

すると、なんと署長を背負った燐光人間がいた。「待て―っ!!」やはり逃げる

燐光人間。しかし同じ失敗は繰り替えさない皆。先回りして挟み撃ちにした。

「…」横から逃げる燐光人間。「危ない!!そっちには崖が!!」もちろん燐光人間には

聞こえない。途中で署長を落とし、走り去っていった。ダーン!!ガラガラガラ!!

燐光人間は落ちて死んでしまいました。

「静請…お前は燐光人間になっても自分の存在を残したかったのか…」

「あれ、なんで署長は静請の事を知っていたんですか?

「ああ、実は私は静請の子孫だったのだ。警察の時の名はニックネーム。本当の名は、

THE END静清(せいしょう) 敦箕婁(あつきし)だ。」           

 

 

 

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