Keywords:

 - Neuroactive
 - 何百倍もの効果
 - 英語教授法の基礎
 - 場所を問わない
 - 声を出して読む
 - 神経の透過性
 - 文章の中核/Chunk
 - 文の理解
 - 語順言語
 - 思考教育
 - スピーキング
 - リスニング

 - 知覚神経
 - 運動神経

  いつでも、どこでも、誰にでもできる効果的な方法
        〜 外国語をマスターする人は必ずこの道を通る 〜

 現在、多くの学習法が考えられていますが今も昔も変わらない学び方が1つだけあります。それは、Neuroactive Program(NAP)です。 「声を出して英語の文章を読む。」それだけのことです。しかし、毎日5分のプログラム必ずあなたを変えます
 声を出しながら文を読み、内容理解に徹する方法で、無意識のうちに英語の構造を習得してしまいます。幾つかの注意点を守るだけでその効果は何十倍にも何百倍にいもなるということをご存知ですか?それは、この単純な方法が同時にListening の聴覚神経と Speaking の運動神経を養なうことにもなるからです。
  英語教育が盛んになった現在、多くの楽しめる英語教授法はありますが、この教授法は英語をマスターする人にとって避けて通れない、あるいは全ての英語教授法の基礎とも言うべきものなのです。そのため、英語が話せるようになった人は多少なりとも体験していることです。ですから、このNAPに徹することは英語をマスターする近道なのです。
 「声を出して読む」というだけのことですが、特に日本人にとってそれがいかに重要かは英語と日本語との相違を知るとうなずけるはずです。ここではその相違を二つ述べることにします。思考の問題にも関係しますのでそのことについて少し触れ、NAPについての注意点を最後に述べることにします。
 英語は単語の並べ替えによって表現する言語です。それを語順言語と言います。それに対して、単語の一部、つまり語尾を入れ替えて表現するのが日本語の特徴です。語順言語ではない言語を話す日本人にとって英語を話すことが容易ではないことがそれだけで十分理解できると思います。
 もう一つは、表現の決定権をもつV(述語・述部)の位置の相違です。ご存知のように、英語は5つの文型からなります。しかし、一言で表現すると「S+V」です。これが英語の中核です。強調文以外はこの構造は崩れません。その型を数式のように学んだ経験ありませんか?その「S+V」こそが「英米人の思考」なのです。表現の決定権はどの言語でも「V」にゆだねられます。英語ではその位置が主語の直後、つまり文頭に使われます。述語・述部が文頭来るということは、口語では口が開いた瞬間に、結論が目の前に飛び出していることを意味します。英語はスピーディーな言語である理由はそこにあります。しかし、この簡単な事実が案外理解されていないのです。言葉を言葉としてしか捉えないからです。音声は紙に書かれたものと違って待ってくれません。目の前にいる人があなたの返事を待っているのです。表現の頭をとらえなければ全体の意味が分からなくなります。述語・述部は日本語では文末に来ます。意志、思考、表現の決定権は述部・述語にあるのですから、結論を優先させた英語教育は、語順言語であることも含め、思考の教育といっても過言ではありません。
 そして、思考に関係するのが神経です。生活(環境)の中で、「学んだ・覚えた」ということは「環境と神経」の関係を意味します。生活の一部である言語においては「言葉と神経」の関係となります。学んで頭に情報が入る(記憶する)という事実は、神経の透過性、つまり神経の成長を意味します。「聞く。読む。」ということは知覚神経が深く関係します。そして、「書く・話す」というのは運動神経が関係します。「聞き取り」だけでは話せるようにならない理由はその2種類の神経の相違にあるのです。そのため、NAPでは言語の知覚神経と運動神経を同時に養う効果的な方法が狙いとなります。「話す」ことは運動神経と書きました。厳密には知覚神経と運動神経が働いているのです。話す時は自身の言葉をモニタリングしているためです。そして、自身の音声が聞こえるということを生理学的に述べると次の二つのことが挙げられます。自身の音声が一旦外に出、空気を伝わって外耳に入ること。そこには。「もう一つの聞こえ」が存在します。自身の発した音声の振動が咽喉や喉頭などの骨に伝わり内耳に入ることです。「聞こえる」とは一般にこの二つが健康的に機能していることなのです。
 英語の順序性、述語の位置、それに伴い変化を起こす思考と神経について述べてきました。声を出すことの重要性が言葉の成長と大きく関わりがあることでした。そして、それ(VOICE READING)は語順言語をマスターする上で神経の透過性と相伴うという利点があるということでした。
 以上を総体的に考えVOICE READINGによる機能的なNeuroactive Programを成すには以下の3点に気をつけて訓練することが他の「読み方」との違いで効果を得る秘訣です。
  1. 読み方の指導
      a. 英語という言語の骨格を習得するには文頭にあるChunkである「何がどうした。」という結論を押さえる訓練が最初の段階で
       必要です。 それから場所、時、方法、理由など(副詞系)の状況を把握するよう心がけること。
      b. 声を出して読んだ一文の内容が理解できなければ、再度文頭から読んでみる。
       注意:一文を読み終えたら同じ文面をみないこと。また、同じ文章はいつまでも眺めないこと。

  その文章を理解したら次の文に進む。(ナチュラルな文ほど最初は読みづらいです。直ぐに慣れます。毎日5分間続けましょう。)  
  2. 読む教材の選択
      a. 英米の子供が読む本か、自然な英語で書かれた教材から読み始めることをお薦めします。
      b. 初期の選択:
       ◎ 簡単な文構造と分かりやすい内容の本を選んでそれを何度も読み返す。この場合回数を重ねるに従って、読むスピードを上
        げます。慣れてくるとまるでスキャンのように心の声で読めるようになります。ー 黙読段階に入ります。
       ◎ 興味のあるものを幾つか読む。最終的にはこれが一番望ましいことです。そして楽しんで読めます。
  3. 自身の発音のチェック
    この教授法は「言葉の流れの調整」が目的ですが、この読みの訓練によって耳も次第に訓練されます。テープや
    CD などでネイティ ブの音声を時々聞くことも平行して行うことをお薦めします。 言葉の流れを把握できる神
    経が次第に出来上がります。外国語を話す楽しさも備わります。


 以上、外出時には一冊本を持って電車を待つ時などに試してみてください。

※ 内容理解のための速読とは意味が違いますので、誤解なさいませんように。
 
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Sunny Yoshitomi