Disc Review
エスターリナ
「かかしとあたし」
CD(ALUBUM) TLCA-2004 2001.8.29 発売
tokiora records
「飛行機は離陸した」
空港に到着したかと思ったら、出発前にお茶してみたり、飛行機に乗り込む途中、手荷物検査でとまどったり
いよいよスピードが上がったと思ったら、実は地上であったり、そんな感じの活動状況の中、約1年半ぶりのリリースの今作。
その歌声から「癒し」「だるい」「眠い」などのふわふわしたイメージがリスナーに届いていたが
今回はそんなふわふわした「気球」から「飛行機」に乗り物を乗り換えた感がある快作。
以前彼女がバンドを組んでいた時代の雑誌のインタビューでメンバーの一人が、
彼女の曲はデモテープの段階で完成されていて、そこからアレンジを考えるが大変のようなことを話していたことがある。
そのとおりギターやピアノの弾き語りでも十分だとライブなどをみると思ってしまうのだが、
それだと伝わる距離が限られていたのも事実としてあった。
そんな彼女の歌声を今回はバック(アレンジ)がもり立てているいいスパイラルがおきてます。
結果、21世紀のサウンドになってます。1曲目のイントロからいいね。
エスターリナの「君」は、エスターリナ自身で、そして俺たち私達なんだろう。「あたし」もしかり。
だから伝わる。感じる。彼女の心、原風景、そして現在。「毒」も。
「飛行機は離陸した」このまま上昇し続けよう。
ライブやろう。宣伝しよう。CD売ろう。
上空からみる風景はどんなだろうね。
(RA from Soul Sidecar)