13


ところで、薬をやめたきっかけですが、
その頃にはある程度状態が落ち着いてきていたのですが、意欲のなさや、
背中から肩・首・頭までのつらいこり、頭重感、クラクラ感、不安感などは
相変わらずでした。
それでも薬をやめることに挑戦していて、
たしかその時も薬を飲んでいなかったと思います。

インターネットで病気のことを調べていたら「パニック障害」という言葉に出会い、
その症状が自分の症状ととても良く似ていたのです。
突然現れる症状が一般的には呼吸困難の場合が多いようですが、
私の場合は回転性のめまいで、
常に、気を許すとグルグルとめがまわってしまう感覚と戦っている状態だったので、
いつそれが始まってしまうかという不安も生活の中でとても大きかったのです。

調べていくうちに、おすすめの病院がいくつか出てきて
私の家からも30分位で行ける所にありましたので
「あー、もしかしたらこれで、このつらさから逃れられるかもしれない!」と
大きな希望を抱いてしまいました。

いてもたってもいられないという感じで夫に連れて行ってもらいました。
でも、先生の言葉は
「家に来る患者は、あなたなんかよりずっと状態の悪い人たちばかりです。
あなたなら今通っている病院でみてもらっていれば十分でしょ。
インターネットなんかに載せられちゃうと困るんだよなー。」というものでした。

今なら普通に聞ける言葉も、その時はショックでショックでかなりがっかりしてしまいました。
先生からみれば確かに私なんか程度の軽いものだったかもしれませんが、
それでも自分としてはとてもつらくて、なんとか救ってもらいたくて、
まさにわらにもすがる思いでたどり着いた病院だったのに・・・
ガラガラーっと大きな希望がまた崩れ落ちました。

病院に行く前に、夫から「あまり期待して行くなよ。」と言われていましたが、
このようなことは何度もあったのです。
その度に寝込んでしまう程落ち込んでいました。
でも、その時はやはり落ち込みはしましたが、先生の態度に腹が立ち、
とりあえず出してくれた薬を飲む気になれませんでした。
(もしかしたら先生が本気で診察してパニック障害を治しましょうと
言って出してくれた薬だったら、私も一生懸命飲んでいたと思います。)

夫は飲んだ方がいいと言いましたが、
「これでまた薬を飲み始めてしまったら、当分やめられなくなってしまう。」
「あの先生がたいしたことないって言うのならこのまま薬なんて飲まずにいてみよう。」と
めずらしく前向きな気持ちで決心しました。

パニック障害克服記