SS World

 

私の隣に悪魔か死神か。

私の精神のふちへとおいこんでくる人間外の少年。

人間の皮を借りた、化け物。

今、私は突き落とされそうになっていた。

「おはよう。」

私の朝はブルーならぬ紺色だ。

紺色の黒気味オーラを放ちながら、1歩、1歩、わかりながらも悪魔の元へと向かう。

悪魔の巣は私の学校に通う学校。

学校へ行かないわけにはいかない。

足がとてつもなく重い。

黒いオーラが行くなと叫ぶ。

でも、でも、と足は1歩、1歩進む。

焼けた畑の煙くさいにおい。

昨日の青空と違った灰色の空。

また私の元気は奪われて、空へと吸い込まれる。

いいかげん、何かいいことでも起こってくれないだろうか。

何か起こって学校でも休みになってくれないだろうか。

いつもの明るい声とは違う、曇ったため息が出る。

息苦しい。

(でも、人気者の私が行かないと・・・)

今日も私は悪魔の隣で元気を奪われていく。

何か、起こらないかなぁ・・・・

「キャーーーーッ!!!」

学校に私が着く30秒前、学校は警察に囲まれていた。

 

あとがき

題名の由来はSS、スモールエスだっけ?なんか服のサイズのとこからとりました。

本当は主人公の念で殺人事件でもおこそうかと思いましたが時間の都合上カット。

では!また!!