赤いコンクリート


僕は1ミリも動かない君を抱いていた。

それだけで僕は泣けた。

それだけで僕は悲しみにくれていれた。

赤い涙に君の白い肌。

泣く泣く君を地においた。

赤く染まったコンクリート。

すでに赤茶になっている刃。

目の前にいる敵

蒼い星は君に厳しかった。

奇跡なんて起きなかった。

必然?偶然?

すべては決まっている事?

彼女は死ななければならなかったの?

この世界に必要はなかったの?

糧となったの?

すべての謎は僕を動かした。

すべての謎は僕を黒く黒く染めていった。

僕は謎に従った。

僕はなされるがままに影へ影へ追い流された。

悲しくも無かった。

何も

何も

恐れる事などなかった。

僕にはどう恐れるのかが分らなかった。

何が怖くて

何が恐ろしいのか

僕には何も分らなかった。

だけど

わかった事が一つだけあった。

僕は唯、君に居て欲しかった。

それだけが望みだった。

僕は生まれ変われるのか。

変わって生きていけるのか

僕は何も変わらない世界に流されていた。



作者から
長〜詩にしてはすごい長いほうですよね〜
前に思っていたこと。
思えば思うほど君は遠のいていく・・・・
っと言う感じですかね〜