第4話 コサメ=強さの秘密+過去の秘密

 

「へッへ〜ン!ゲット!楽勝だぜ!」

「黒猫!!」

『わぁ!!!!』『よかったぞ!!!』

「これにて、第二学年出し物、主演佐倉田雷孤。『怪盗ミネンズ』を終わります。」

学園祭も終わり、一息ついた。

学園祭の振替休日で俺たちは3連休をむかえていた。

ソウは自分の怪我も治ったのでこの敗北を悔やみ、修行に行った。

さすがは忍びである。山ごもりとかさけんでたかな・・・

ライズはコンピューターでP−10を詳しく調べ上げると意気込み、部屋にこもりっぱなしである。体にも気をつけて欲しい。

そして、俺は今ショックから立ち直り、国家エージェントに話を聞くために国家本部に来ていた。

「でっか・・・・」

(ね〜vvv私は結構来てたけどいつみても大きいわぁ〜)

「ミズカ、目きらめいてるでしょ・・・・」

(え〜?そんなの分らないでしょ?)

「いやいや・・・・・分りますって・・・・何その声のはずみかた。」

テンションが低いコサメとテンションが高いミズカ。

二人(正確には一人)は大きな門の前にいる。

「は、入るにはどうすればいいんでしょう・・・・」

(ハイ!頑張れぇ〜)

「・・・・・ミズカ最近酷くない?」

(え〜?そぉお??)

門の前をウロウロウロウロウロウロ・・・・・

すること10分。

「こんにちは。コサメ・・・さんですか?」

「はい・・・・そうですけど・・・・・顔近い!!てかあんた誰ッ?!」

(キャーーーー!!!キス直前?!フラインちゃんに妬かれちゃうよ〜罪な男だね〜)

ネコ耳お姉様が顔近々でのご登場。本当にちかんですけど・・・・

「あっ!!失礼しました。わたくし、ショウロンと申します。こちら本部の案内係をやっています。」

「あ・・・・ども・・・・」

にっこりと優しく微笑むショウロンさん。

(でれでれしないでよ〜コ・サ・メv)

「してない!!!(怒)」

「何か言いました?」

「いえいえ・・・気にしないでください!!!」

ショウロンさんに案内されながら国家本部をまわる。

かなり広くてかなり大きい。

1人で歩いていたら迷いそうだ。てかこんなに広く廊下を取る意味がわからない!!

車通れますよコレ!!ありえないですって!!

「ショウロン!!・・・・・・アレ・・・・・7の子?そのボーヤ」

「そうよ。リョウド」

今度はキツネっぽいというかキツネ耳の男の人が出てきた。

美形。ライズとならべてもおとろえないくらい美形である。

まぁライズは人造人間だからかっこいいのはあたりまえか・・・・。

もしかして、かっこよくしようと思えば俺もかっこよくなれたのだろうか。

色々考えてるとキツネのリョウドさんが俺のほっぺをつねってきた。

「おいっ!小僧!俺様のショウロンに変なことするなよ!!」

「しません。」

性格は剛炎だった。絶対剛炎の師匠だ。

「7のやつだったら剛炎知ってるんだけど呼んだほうがいいのかな?ハニーvv」

やっぱり剛炎の師匠だった〜

「誰が“ハニー”ですか!!リョウドは早く仕事に戻りなさい!!」

「おこってるのもかわいいv」

「シャオン呼びますよ?」

「仕事させていただきます!!」

シャオン?怖い人なのかな・・・・

「コサメ君、私たちもあなたたちと一緒の人造人間なのはわかる?」

「はい!!」

普通、地でネコ耳生えてる人やキツネ耳の人なんて居ませんし・・・・

「・・・・・。この部屋はいってくれる?」

「はい・・・・えっとぉ・・・・・・・ココ・・・・・ですか?」

「はいv」

視界のはじにしか映らない小さな小さな扉。

高さ対決で15cm定規といい勝負だ。

「あのコレ・・・俺、入れないんですけど・・・・・」

「はいv私も入れませんv」

「じゃあどうやって入ればいいんでしょうv」

「あ・・・・博士来るんで〜ちょっと待っててくれる?」

「はぁ・・・・」

ショウロンはしゃがんで扉をのぞく。

博士ってどんなに小さい人だよ・・・

「やぁ!ショウロン!僕はそっちじゃないっていってるじゃないか〜」

「・・・・博士・・・すみません・・・・・・」

やっときたのかぁ〜と後ろを向いたが・・・

「えっと・・・いないんですけど・・・」

そこには只々壁があるだけ。

「いるじゃないですか〜v下ですよ下!」

「はいぃ?」

足元を向くと

「いたぁぁぁ!!!!小ッサ!!めっさ小ッサ!!コレ博士?!コレ小人だよね!?エッ?!何!!!小人の研究してる人?!」

「すばらしいツッコミの才能をもった人だね〜製作者は誰だっけ?ショウロン」

「博士、自分の師匠の名前を忘れてよろしいんですか?」

コサメの強烈な突っ込みが炸裂。そしてすばらしいボケ。

「あぁ!黒木博士の子かぁ〜いやはや・・・師匠すいませんね〜」

空にむけて声を張り上げる、ボケ博士。それで黒木博士は許さないと思う。

「さてと、冗談はよそうか」

すっと普通のサイズの手が小人博士を持ち上げた。

持ち上げたのは普通のサイズの普通の博士・・・・ん?普通?

「嘘つけぇい!!でかい!!これでかいって!!ありえないって!!この小人もありえないけどこれもありえない!!てかこの建物がこんなにでかいのはコイツのせいかぁ!!!」

人間5人分くらいの高さの巨人が見上げればたっていた。

「長々とつっこみをありがとうね〜」

巨人の博士。声は一緒だ。

「博士・・・・いいかげんにしてください・・・(怒)」

怒りのオーラをはなつショウロンさん。それはそれは恐ろしい・・・・・

そんなショウロンさんにさすがの博士もタジタジになり、本物が出てきた。

「今度は本物ですよね?」

「本物じゃなかったら私たちで処分しますから。安心してください」

俺には安心できたが、博士は心臓バクバクだろう。

そして、後悔でいっぱいのはず。こんなロボットを作ったのはあなたです!!

「じゃ、じゃあお聞きします。」

(や〜んvvコサメドキドキじゃな〜い!)

「どうぞ。」

国家機密ほどの秘密を今、俺は知ろうとしている。

ミズカの言う通り心臓は破裂しそうだ。

「俺たちは何なんですか?」

「・・・・・・・・難しい質問だね。」

「答えられませんか?!」

ここまできて、ここまでつっこんできてそれはないだろ・・・・

頭は今にもショートしそうだ。

「答えられない事は無いよ〜♪じゃあ、教えるね・・・・それは・・・・

 

NEXTSTORY……..