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Ⅰ 2005年6月28日付朝日新聞(広島版)に、丸山眞男の新しい本が出版される記事を読みました。『自由についてー七つの問答』(発行元・ SURE)と題するもので、鶴見俊輔氏等との対話を収めたもの、ということでした。私にとって極めて興味が惹かれたのは、この対話が1984、85年に行 われたものであるということでした。丸山眞男集に収められているものを見ても、この時期における丸山の現実政治に対するまとまった発言は少なくなっています。
特に、この本の最初に、丸山が1981年に北京を訪れて入院したときのことを回想するくだりがありますが、正にそのときに私は在中国日本大使館の政務参事官をしていて、半ば押しかけ的にほぼ毎日「お見舞い」と理由を付けて、丸山が入院していた部屋に押しかけていました。丸山の記憶の中に北京での入院生活の時のことが一定の位置を占めていることを知ったことは、それだけでも私を興奮させました。
さらに私は最近、被爆者・丸山眞男についても関心が高まっており、林立雄編『丸山眞男と広島』(IPSHU研究報告シリーズ25)を読んだところでもありました。
上記の本の中にも、広島についての若干の言及があります。これもまた、私の丸山熱をかき立てる一因となっています。長い前置きになりました。これから、折に触れて、丸山眞男雑感(当ページ)を書き留めるようになるかもしれません。興味のある方は、更新することがあったら覗いてみてください。

Ⅱ 1997年度から2000年度にかけて、明治学院大学の「日本政治論」で丸山眞男の著作を取り上げて講義しました。以前、年度ごとのものをこのウェブサイトにも載せていましたが、2005年のリニューアルに際して、これまでのものをまとめて、私なりの丸山眞男論(序説)の足がかりを作ろうと思いました。ご覧になればすぐお分かりのように、そのほとんどは丸山の言説の引き写しに終始したものですが、私自身の解釈がその中に入っていることも否定できないところです。
また、私が重視する部分が他の丸山眞男論においてはあまり重視されていないことに対する私の不満の気持ちもこもっています。 私の丸山眞男研究もまだほんの端緒にあるにすぎませんが、これからも私なりの丸山研究を続けていきたいと願望しております。

Ⅲ 2014年のリニューアルを機に、トップ・ページで書きましたように、丸山眞男の文章・発言をテーマ毎に紹介するページを設けようと思います。名づけて丸山眞男の言説です。何時開始するかについてはハッキリとは申し上げられないのですが、区画ことによって自分自身を追い込み、手をつけられるようになればいいな、と思っています。