ファンタシースターIII(以下PSIII)が登場したのは1990年、の事だった。
制作チームの変更から、従来のPSシリーズとイメージが違ったため、非常に損な役回りになった作品である。
大きなストーリーの流れ、登場する武器、キャラクターなどは共通点を持っているが、世界設定が、パルマ爆発時の脱出船でのことであり、テクニック、戦闘時のエフェクト等、従来のPSシリーズとは全く違う物になっていた。
この作品単体を評価するなら、問題なく秀作だろう。
しかし、PSシリーズとして評価すると、及第点は付けられないようだ。
これは、前作までの作品が非常に良くできていた事、制作チームの変更により、世界観が変わってしまったためだと思われる。
親から子への能力継承(後にDQVやRS2で模倣された)や、テクニックのバランスによる効果変動、
キャラクターが増えるとBGMのパートが増え、5人揃って初めて完成されたBGMになるなど、実験的ではあるが、非常に面白い試みがあったため、既存の評価が悔やまれる。
マルチエンディングを唱っていながら、エンディングが4つしか用意されていない(しかも、どれも同じような結末)のは、容量の問題とはいえ寂しい。
セーブファイルが2つしかないのも同じ問題のためだと思われるが、これも最低4つ(エンディングと同じ数)は欲しかった。
戦闘システム等は以前の作品の物を受け継いでいるが、戦闘画面は御世辞にも前作を上回っているとは言えない。
ユーザーがこの作品を外伝視するのも無理はない。
あるいは、PSシリーズでなければ、もう少しまともな評価を得られたであろう。
しかし、個人的に好きな作品であるため、未だプレイしたことのない方には、一度プレイすることをお勧めする。
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