Zummicron R 1:2.0 f=50mm

旧タイプ5群6枚1カムのZummicron R 1:2.0 f=50mm。この初期型はズミクロンの中のズミクロンとか、ライツの最優秀レンズのうちの一本とか言われているレンズで、高い評価をしている人が多かった。購入前から期待は大きかった。ばらつきも心配だったのと、噂が真実かどうか自分で試してみたいのと両方で、友人からも同じ旧タイプのズミクロン50mm初期型を借り受けて、計4本で試し撮りをしてみた。先ずは、ばらつきの程度を知りたかったのだ。一本だけ、やや黄色みがかった発色をしたが、他の3本のカラーバランスは比較的良好だった。このカラーバランスの良好な3本は微妙に異なる描写をしたが、基本的な描写に差は無かった。この試写では当然、マクロスイターとも比較した。確かに写りにはズミクロンならではの柔らかさがあり、それが情緒とか凄みを感じさせることがあった。しかし、相手が悪かったとというより、私の好みから言うとマクロスイターだった。ズミクロンはどこかまったりしていて切れが悪かった。これだけ評判の良いレンズなので、私の使い方に問題があるのかもしれない。もう少し可能性を試してから、結論を出そうと考えている。そもそも、アポレンズと比較するのが間違いなのかもしれない、それぞれ個性や魅力は異なるのだから。

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