MacroSwitar C 1:1.9 f=50mm

このマクロスイターはレチナハウスの冬のバーゲンで入手した。1:1.9 f=50mmアポクロマートのレンズユニットを日本製の鏡胴に入れた最終型、珍しいことにM42ではなくRマウントになっている。入手したのが紅葉も終わりの頃で、晩秋の淋しい景色を写すことになった。出来上がったポジには、どこかドラマチックな物を感じさせる雰囲気があり、なんでもない風景が絵になる面白さをこのレンズで初めて味わった。無限遠から接写まで使えるのは本当に便利で何時も持ち歩いている。カラーバランスは良く、空間の距離間がちゃんと出るし、コントラストの強くない被写体でのトーンの描写に捨てがたい物がある。色乗りはちょっと薄い、逆にいうとこれ見よがしな発色をしない。マニュアルスイター(Aarau SWITAR)の方が色乗りが良く、驚異的な解像度を持つと言う噂だが、ボディのことを考えると気が乗らないでいる。

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