犬と登山(2013/9/22 富士山 3776m)

topに戻る
犬と登山
に戻る



2013/9/22 monetの富士山 3776m 

monetは、ついに富士山に登りました。
 昨年から、monetの富士登山の準備を初め、今年は鳥海山2236mと早池峰山1917mで長時間登山の
トレーニングで準備ok、 時期は9月の閉山後に照準を合わせ、天候待ち・・・
 今週、やっと快晴に恵まれ決行・・・・・・ 

9/21 仙台10:00−(八王子-小仏トンネル25km渋滞につき迂回)-東北道・岩舟JC−藤沢経由−松本経由−河口湖IC
−富士吉田市17:10着(買い物・食事・MONETの散歩)・・・・ スバルライン五合目21:00着・・・車内泊

9/22 4:00起床・・・ 朝食・・・・ 5:00登山開始・・・・( 登り 5h20 )・・・・ 山頂着 10:20(ランチ休憩)
    11:00 下山開始・・( 下り 3h15 )・・・14:15 5合目到着・・・ 富士吉田市・入浴・食事 
八王子-小仏トンネル30km渋滞につき空くのを待って時間調整・・・ 20時になっても解消されず
帰路を松本・上越・新潟経由に変更し20:30出発・・・・ 途中、1時間仮眠を二度いれて 9/23 06:45 自宅着

monetの装備
 500ml 水×3、折りたたみ食器、LEDマーカー、レインコート、登山ブーツ一式、トイレ収納ボックス・・・ 一式 約3kg

私の装備(登山時間短縮のため火気、ツエルト等を持たず、軽量に徹する)
 雨具、ダウンジャケット、フリース、防寒手袋、防寒帽子、ランチ2食、予備2食、行動食
ポカリスエット500ml×2、水500ml×1、救急用品、MONETのリード、カメラ、携帯電話

05:00 五合目2305mより登山開始


05:33  6合目2390m で御来光を仰ぐ


 

上を見れば、山小屋が連なって近そうに見えるが、中々着かない


06:04


06:30 7合目(山小屋トモエ館)


ここからは急勾配の溶岩の岩場が山頂直下まで続くが幸い登山者が多く、
岩石表面のガラス成分が削られ磨耗していてmonetの足には助かる。
 ( 未踏の岩場なら、リックも足裏も切れる )


07:00 3000m 東洋館 monetは、ここまでは、急斜面もいいペースで登ってきたが
そろそろ酸素が少なくなるので高山病に気を使い、ペースを落す。 
 



 


08:11  3250m 小休憩で綺麗なお姉さんに甘えて寄り添うmonet
飼い主に似た? ・・・・ (私も犬になりたい!!

 そろそろ酸素が薄くなり、monetも普通に動くと辛そうにしている。・・・
※山頂の3776mの酸素は、平地の62%


08:50 3400m 8合目 トモエ館 前には団体ツアー客がたくさんいました。
2010、2012年に泊まりましたが、すし詰め状態の山小屋で
moneが泊まれる余地はないので、今回の日帰りです。

 monetは、3000mまでは、ちょこちょこ立ち止まっては行動食、水を飲み・・・ 
嬉しそうに登ってきたが3000mを越すと、私も同様で休憩すると、歩き出しの10歩は
調子いいが、スグに酸素不足で全身の力が抜けてクラクラする。

 高山病を防ぐには、靴巾でゆっくり歩み、水分をこまめに補給し、1000m毎に
一時間ほど停滞し、高度順応させる事です。
 
 monetは、疲れて、ぐったりして呼んでも起きない。・・・・
『monet おやつにしよう・・・』 ぱっと起きて、私の横に来た。・・・・ ツアー客も爆笑!!
パンとおやつ、スポーツドリンク・・・・ 水分が不足すると高山病になりやすくなるので
こまめに飲ませながら来た。
 

・・・ 30分ほど、休んで高度順応させる。・・・ ツアー客が珍しいMONETと記念写真!!
でも、こんなに休むと、次の歩き出しが辛いんですよねぇ・・・ さぁ、もう少しmonet頑張れよ!!


09:50 小休止で座りこむmonet・・・ かなり辛そう。
向かい風は5℃ほど、頭痛がするほど寒い。
 

10:14 山頂が見えてきた、nonetも判るらしく、元気になってきた。


2013/9/22 10:20 Monetは、ついに富士山に登りました。3776m
『monet 良く頑張ったねぇ・・・ チュッ!!!! 』 抱きしめてkissした。((笑

 それにしても日帰り軽装備は5時間20分で登ってくるとは早い。
冬山装備で来ると、私は8合目まで6時間、山頂まで7時間半から8時間はかかる。


山頂には、40分滞在、ランチタイム・・・・ その間、数十人の登山者がmonetと記念写真

富士山の上でおにぎりを♯♭・・・ 
二人の大好きな赤飯のおにぎりを半分こ
moneyの大好きなソーセージを丸ごと1本ずつ
二人とも大好きな、あずきパン半分こ・・・・etcおやつ・・  食べ過ぎです((笑
下りは、体力を使うからねぇ・・・ パクパク
  

11:10下山開始・・・ 火口には万年雪がある。



下りは、全て火山灰の下山道でガラス成分で足を切るので、災害救助用の靴を履かせた。
足首は、きっちりと止めないと小石が入ると足首を切る事に・・・・・
 自宅の練習では、ぎこちなく歩くので心配したか、はじめから普通に歩いてくれたから
助かる。


11:30 この靴は、そこが平坦なゴム底で地面の押さえが効かなくて
monetは、ついつい前に進む・・・ 傾斜地では足が横滑りしていた。


こんな火山灰、素足で歩いたら切れて出血する大変な怪我をするところでした。
思ったとおり、靴を使って良かった・・・ 今回の最大の成果です。


12:30 下山道は右に左にジグザグに延々と続く


山頂を振り返る。


13:05 下り始めて2時間・・・・ 延々と続く火山灰


岐阜県から来た、外人・・・ しばらく一緒に下山
まだ、酸素濃度は低く、ちょっと頭痛が残る。
 

ザクザクの火山灰は下りの押さえが効かなくて、靴が滑り人もmonetも
転びそうになったり・・・・ バテバテ気味・・・・





13:20 落石除けのトンネル・・・ なぜかmonetは入りたがる(笑
霧が出てきて寒くなる。



14:15 五合目到着・・・・ monetお疲れさん!! チュッ!!
(下り3時間15分)・・・monetはスポーツドリンク、私はダイエットコーラで乾杯!!

もし、monetに高山病の症状がでたら、直に中止して高度を下げることにし携帯酸素
は持たないことにした。 
 高山病や、岩で足を切って動けない様な最悪の場合は、ダウンジャケットに包み、
背負ってでも必ず生きて降ろす。 そんな覚悟で富士登山に望みました。

 幸い、monetも頑張って登ってくれたので・・・ 夢が一つ叶いました。

  ・・・・ monetは最高のパートナーです・・・・ 




追伸:(犬連れ登山の工夫)
・今回、初めて使用したブーツ底は、下山後、前足右は3cmほど、擦りむけて補修が必要です。
・左足前は、2cmほど、剥離して補修が必要です。
・monetの足の怪我を想定した、包帯代わりの子供用靴下、伸びる包帯
を持参しました。
・富士山の下りは、靴がないと絶対無理です。
 下山だけで磨り減った靴底(写真左、修理後・右)
 

ウンチは、ビニール袋で広い、生ゴミ処理用のバイオ剤を振りかけ、これをジブロック(冷蔵庫用密封袋)に入れて
更に塩化ビニール製ボックスに入れて隙間をビニールテープで密封した。 さすがに食料と一緒にリックに
入れるには、ここまで密封しないと耐えられない。・・・今回はmonetちゃんのリックに入れました。
ワンちゃんと言えども自己責任で・・・・(笑
・・・下山してから、この容器をそっと嗅いでみましたが臭いの漏れは無かったです。
(そのまま廃棄)


topに戻る
犬と登山
に戻る