犬と登山(2012/8/3-8/5 岩手山 2038m)

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2012/8/3(金) 仕事帰りに、スーパーで食料を買い、自宅に戻って・・・・ 急いで登山の準備
夕食とシャワーを済ませ 
22:30 monetと岩手山へ向かう。
24:30 岩手山に近い滝沢パーキングに着き、車内で仮眠・・・ 

monetは後部シートで広々ベット、私は助手席で仔犬のように丸くなって寝た。(立場の違いに、ちょっと不満・・・


8/4 (土) 03:50 岩手山柳沢ルート 馬返しへ移動・・・・ 小雨
今回、強行スケジュールで移動した訳は、真夏の日中の暑さ対策に
早朝の涼しい時間帯を選んだ。 また、二日間の天気は、曇りベースの
予報・・・・ 
 

05:00 登山開始・・・ 小雨、登山者の多くは雨具を着て出発している。
私は一合目までの広葉樹林では、それほど雨に当たらないだろうし、
一時間後には、雨が上がる事を祈って登山開始・・・・

monetのバックには
・500mlの水4本
・ドックフード2食とソーセージ2本
・パンが2個
・ビニール袋、首輪・・・
左右均等に入れないと傾くのでドックフード1食は私が持った。
 総重量で約4kgだが、私との体重比で換算すると約8kgとなり、
初めて背負う、2038mの登山なら結構な重さだと思う。

※途中、熊の匂いを見つけたらしく毛を立てて怖がり
その場を立ち去ろうとリードを引いたので、熊に遭遇した場合を
想定しリードを外した。




05:57 一合目(小休止)
通常で1時間コース・・・ 雨で暑くなく、ペースも良く歩けた。
 途中、新旧道分岐で僕らに先行した10名ほどを、旧道を登り
先に着いて居たものだから、彼らは驚いた? ・・・・ キツネ
キツネではありません黒ラブです。((笑



06:35 三合目で軽食休憩・・・ 雲の上に出て快晴 
monetは暑さで、舌でハァハァ・・・・・・・・
monetのバックは、休憩で水と食料が減るから、少しづつ軽くなる。
(マーガリン入り豆パン、ソーセージをmonetと半分づづ分ける) 
 



07:00 五合目で朝食休憩
(マーガリン入り豆パン、ソーセージ、バナナチップをmonetと同じメニュー) 
 三合目から五合目は、岩場の急斜面・・・・ 岩盤からの熱でmonetは
少しでも日陰を見つけると、潜り込み・・・・ 辛そうだ。
 


  

08:38 六合目・・・・
monetは、二年前を覚えてて・・・・ 
私に先行して六合目の巨岩の割れ目の日陰で涼んでた。((笑
 

09:20 七合目・・・・ 雲海の向こうに早池峰山1917m が見える。


ここまで来るとmonetは、八合目に冷たい水場がある事を知ってて急ぎ足になる・・・・
冷たい水を飲みたいのは私も一緒・・・・ 


09:30 八合目・・・・
水場の流しで、水を飲みたがるmonetに"待て・・・"
流しには、登山者のジュース類が入っているから、マナー上、直接飲ませるわけには行かない
コッヘルに汲んで飲ませた・・・・ キンキンに冷えた地下水をガブガブ美味しそうにたっぷり飲む
monet・・・・ 見届けて、私もゴクゴク・・・・ おいひぃぃぃぃ


日陰を探して・・・・ ランチタイム
monetは、お湯で、ふやかしたドックフード、ソーセイジ1/2本、バナナチップ
私は、フリーズドライのグリーンカレーライス(お湯を入れて7分・・・)、ソーセイジ1/2本、ちびっ子ラーメン(紙コップ1杯)、バナナチップ
 



中学生が100名ほど登ってきて、代わる代わるmonetと遊んでいました。


一合目から放射線を測定してきた三合目で0.05μSv、他は全て0.05μSv以下で測定範囲以下
八合目 気圧高度 1695mで0.06 or 0.05μSv以下で測定範囲以下・・・・ まったく問題ない


10:50 水を補給して九合目避難小屋に向かう。
・monet 2L
・私は6L・・・


 

11:05 九合目着・・・・


コンクリート床で身体を冷やしてる。


夕べは3時間ほどの仮眠で登りはじめたから・・・・ MONETとお昼ねタイム・・・・・
途中、山岳協会の方がお掃除に入った・・・ 『お休み中のところすみません・・・』
いぇいぇ、こちらこそ、ここは後で私が掃除しますから・・・・・ とお昼寝の続き・・・・・グゥグゥ


16:00 ぐっすり眠り、散歩に出た・・・・ 避難小屋、周辺の不動平・・・・




 



忠犬ハチ公・・・・ ((笑


今夜、一緒に泊まる・・・・ 山ガールのお姉さん
パパは、嬉しそう・・・・ 写真?・・・ monetは向こうの下を向いてます。


避難小屋裏手の鬼ゲ城ルートの稜線に登ってみる。


 





18:30 夕食が終わり、お疲れ休みのmonet
・お湯でふやかしたドックフード、ソーセイジ1本、コンビーフ缶1/3
・私、フリーズドライの五目ご飯(お湯を入れて15分)、コンビーフ缶2/3、ちびっ子ラーメン(紙コップ1杯)
二人のおやつは、バナナチップ、ジャイアント・コーンおつまみ、クラッカー

避難小屋の泊りは、結局、10名ほどとなった。

8/5(日) 03:20 起床・・・・  03:40 登山開始




04:15 岩手山2038m monet三度目の登頂 ! ! ・・・・ 
今回は初めてバックを背負っての登頂でした。


豆乳とコーラで祝杯! !
monetお疲れぇぇぇ 良くがんばったね! !


ご来光を待つ・・・・ 
04:40 気圧高度 2040m 19.6℃ 長袖メッシュウェアーにフリースジャケットでは寒く、monetは丸くなってる。
登山者の皆さんがバックを背負ったmonetに登山仲間としての話しかけてくる・・・・・

 

右手奥に早池峰山が見える。


04:50 日の出・・・・ 骨折からの復活に感謝し、又、登って来れる事を祈る ! !


04:55 山頂から九合目に下山開始




外輪山にはコマクサが可憐に咲き誇る
 

05:30 朝食準備・・・・
・お湯でふやかしたドックフード、ソーセイジ1本
・私、フリーズドライのカルボナーラ(お湯を入れて3分)、ちびっ子ラーメン(紙コップ1杯)、ソーセイジ1本
二人のおやつは、バナナチップ、ジャイアント・コーンおつまみ、クラッカー
 

 

八合目で給水し下山開始・・・・
monetが下りで火山岩で足を切らないように、バックの荷物を抑えて500mLを2本のみにした。


直射日光がきつく・・・・ monetの様子を見ながら、給水と日陰での休憩を繰り返しながら下山した。
思ったよりmonetの水の摂取量が多く、1.8Lは一合目で残が50ccとなり、この先、monetに残した。
 

10:39 下山・・・・ monetは、よほど暑かったらしく、バックを背負ったまま車の下に潜り込んだ。


着替えていると、登山口にアイス屋さんのおばさんがやってきて
登山者のみんなが食べてる。
 早々、おばさんに一緒に登ったmonetちゃんにアイスを分けてもらった。


 今回の登山では400-500名の登山者とすれ違いましたが、誰一人として
山に犬を入れないでください・・・・・ とは、言いませんでした。

 いつもなら心無い登山者に、そんな事を言われ嫌な思いをするのですが
今回はバックを背負って暑い中、苦労して登ってる者には、たとえ犬でも
敬意を払うんでしょうね。

 みなさん、monetに・・・・ 凄い、頑張ってるね、僕らも頑張ろう! !
可愛いね、偉いね・・・・・ 

 中には犬嫌いの登山者もいるので、路上、山頂ではリードをつけましたが
登山道では、monetは私の横ですれ違いを待つか、私の後について歩いて
登山者から近づいてこない限り、自分からは近づかない様にmonetも気を使っていました。

幸い、私の骨折した右足の調子も良く、今週にでも富士山に登れるほど
回復していた事に・・・・ 神に感謝です。

monet・・・・ いつか一緒に富士山に行こうね! !


☆monetのトイレに関して
山でのトイレは、低高度の樹木帯の場合、登山道から外れた場所に埋設処理する。

 高高度帯では、気温が低く排泄物を分解する微生物が居ないので
下手に埋めると、大腸菌類がそのまま清水に入り、登山者が飲む
(*1)恐れがあるため
埋設場所に注意が必要で、岩手山の1700mより上では、
1.ビニール袋で回収し
2.更に厚手のビニール袋に居れ
3.町のごみ収集ビニール袋(中)に入れグルグル巻きにして持ち帰った。

 これほど厳重にしても真夏のでは、取り出すと多少匂う
次回からは、冷蔵庫用ジブロック・チャック付き二重にして試す事に・・・・

 ミニスコップは100円均一で軽そうな物を購入
処理には、スコップを汚さない様に、土ごと持ち上げるのがコツ
 ネットではICIで20gのチタン製も出ている・・・・ちょっと高い(((笑い


(*1) 山形県朝日連峰の記事
 以前、新聞で読んだ記事ですが、朝日連峰には高山にある、金玉水
と低層にある銀玉水という清水があり、登山者を潤しているが、水質検査をし
たところ金玉水で大腸菌が検出されたそうです。 原因は人間や動物の排泄物が
微生物の居ない高山の低温帯では、分解されず清水に入り込んだ事にあったそうです。

☆バックの改修
 初めて栗駒山で試したら、バックの地面からの高さが少し低く
monetが動きにくそうだったのでデパートの洋服の直し屋さんで改修した。

バック高さを5cmアップするために、背当て部分の巾を10cm短くする必要があり
洋裁さんと相談して1/2のオーバーラップで5cmで二つ折りして縫ってもらった。

 

☆バックの破損
 岩手山の登山道は、1300mから上は、溶岩が多く、石英を含んでいるので
狭い岩の隙間を通る箇所が数箇所あり、バックが引っかかり、擦り切れた。

途中、monetが登れないほどの高度差の岩場が三箇所あり、私がmonetを持ち上げる。

 






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